今回の写真は第35回ホタルACGフェスの3日目に撮影したものです。当日は天候にも光にも恵まれ、緑豊かな植物と白いブランコがある屋外エリアを選んだことで、全体の雰囲気が一気に引き立ちました。まずはコーデからご紹介すると、王道の青白セーラー服をセレクトし、襟元のライトブルーのラインがスカートの色味と綺麗にリンクしています。胸元にあしらったピンクのグラデーションリボンが視線のアクセントになり、単色特有の平坦さを程よく和らげてくれました。衣装のキュートさに寄り添うため、ヘアスタイルはお団子ツインテールにまとめ、ピンクと水色のモコモコしたキャラクターヘアアクセを添えました。メイクはチークと目元を主役に、目の下から頬の高い位置にかけて広めに色をのせ、ダークトーンのカラコンを合わせて二次元感あふれる日本の美少女風に仕上げています。
ブランコでのポージングもバリエーション豊かに試してみました。最初は両足を揃えてお行儀よく座っていましたが、少し動きが欲しくなり、体を後ろに倒したり、腕を伸ばしたり、ブランコのロープを掴んだりと動きをつけました。中には黒の厚底メリージェーンを脱いで地面に置き、白ストッキングの足元のままブランコを揺らしたカットもあります。こうすることで堅苦しいキメポーズ感が抜け、よりリラックスした日常らしい抜け感を演出できました。イベント写真は人が多く背景が雑然としがちですが、いかに良いアングルを見つけるかが腕の見せ所です。今回のブランコは背後に青々とした緑が広がっており、天然のバックパネルとなってくれました。大口径レンズで背景をふんわりぼかすだけで、周囲の人混みを綺麗にカットできます。自然光こそが最高のフィルターであり、強いストロボを炊かなくても肌の透明感や白ストッキングの柔らかな光沢を美しく捉えることができました。
白ストッキングの撮影はライティングが命で、真上からの光や暗すぎる環境では脚が膨張して見えたり、テカリが目立ちすぎたりしてしまいます。その日の午後の光はとても柔らかく、ブランコの麻縄の質感と白ストッキング、そして青いスカートの生地感が絶妙なコントラストを描いてくれました。今回選んだ白ストッキングは適度な着圧タイプで、レッグラインを引き締めて見せてくれるだけでなく、自然光の下でも白飛びせず上品な透け感を保ってくれます。プリーツスカートが綺麗に写るよう、座りポーズでも裾の広がりを意識し、少し低めのアングルから構図を取ることで脚をすらりと長く見せました。素敵なイベント写真を残す秘訣は、カメラマンさんのリードに加え、自分自身も肩の力を抜いて、まるで自宅のリビングのソファにいるかのようにリラックスして空間を楽しむことです。