今回の撮影ロケーションには学校の体育倉庫を選びました。ノスタルジーとスポーツの空気が満載です。青いスチールロッカー、バスケットボールが山積みになったカート、そしてレトロな木製の跳び箱など、ほぼすべての角で異なる雰囲気を撮影できます。私自身、普段からどこか日常感のあるスポーツ系スタイリングが大好きなので、今回は白Tシャツに紫のブルマ、さらに白ストッキングと猫耳カチューシャを合わせ、「体育の授業のいたずらな後輩ちゃん」といったニュアンスを表現できるか試してみました。
着用面において、白ストッキングは間違いなくこのスタイリングの魂です。ライティングの下でストッキングの質感がとても繊細に映り、スポーツショートパンツ(ブルマ)と合わせることで脚のラインを美しく引き伸ばしてくれます。ブルマは二次元のスポーツウェアにおける王道要素であり、着心地が非常に良く、写真にあるようにバスケットカートの中で丸くなったり跳び箱に脚を載せたりと、大きめのアクションポーズにも適しています。赤いチョーカーがささやかなアクセントとなり、単色コーデに鮮やかな差し色を加えて全体がシンプルになりすぎるのを防いでくれます。
撮影中は実はなかなかハードでした。バスケットボールの山は硬くて滑りやすく、その中で丸くなりながら自然な表情を保ち重心を安定させる必要があり、カメラマンさんの見事なスナップ撮影のおかげで1枚目の写真が生まれました。4枚目は私の一番のお気に入りで、木製の跳び箱に腰掛け、太ももにバレーボールを載せ、手に額をかざして軽く光を遮るポーズです。あのアングルは白ストッキングと脚の美しいラインを自然に見せてくれ、誇張しすぎない仕上がりになりました。後半のシリーズはロッカーの前で撮影したもので、番号が振られた古いロッカーに背をもたれかけると、まるで体育の授業が終わった直後に更衣室の入り口でぼーっとしているかのようなリアル感があります。
今回のロケ地探しは自分で足を使って行いました。体育倉庫のライティングはトップライトと側面窓からの自然光の組み合わせで、肌のテクスチャを透明感あふれる色白に見せてくれます。ですが倉庫内には雑多な物が多い(雑物が多い)ため、構図上の引き算が必要で、ほとんどのショットで開放F値(大光圏)による背景ボケを活用して被写体自身を際立たせました。青い金属の手すりと得点板が特にお気に入りで、赤黄青のバレーボールと見事な色彩の相乗効果を生み出し、画面にスポーツ競技ならではの質感を与えてくれました。
実のところ、コスプレ撮影は必ずしも豪華なセットや複雑な小道具を必要とするわけではありません。素朴な体育倉庫、シンプルな体操服、そしてキャラクターの特質に合った小さなアクセサリーがあれば、キャラクター本来の霊気(魅力)を引き出すことができます。私はこの写真集を「学園猫耳スポーツ風」と定義しており、二次元特有の萌え感を残しつつもリアルな日常シーンから離れすぎないため、こうした日常系のコスプレは観客にとっても感情移入しやすいと感じています。
最後になりますが、この写真集は構想段階から撮影、そしてレタッチに至るまで多くのこだわりを詰め込みました。特に色調補正(レタッチ)においては、倉庫本来のくすんだ黄グレーのトーンを排除し、肌の自然な白さをキープしつつ、青紫の冷色系を強調して全体をよりスッキリと清潔感のある印象に仕上げました。この写真集から軽やかで生き生きとしたリズムを感じていただければ幸いです。スポーツ風や猫耳要素がお好きな方の交流も大歓迎です!