CICFイベント2023のイベント写真をお届けします。今回の撮影は主にヴィルトロックス(Viltrox)の75mm F1.2レンズとX-T3ボディの組み合わせで行いました。イベント会場内の光は雑多でしたが、この焦点距離の大口径レンズがボケ味と背景の分離に大きく貢献し、スカートのレースや猫耳のエッジの効いたディテールを残しながら、被写体を背景から綺麗に浮き立たせてくれました。
猫耳レム コスプレの衣装で会場内を歩き回るのはかなりの体力を使いました。何層にも重なるスカートに加え、足元には白ストッキング(オーバーニーソックス)と足首のカラフルなストラップ、厚底靴を合わせており、視覚的には軽やかさを演出しつつも、膝や足首への負担は決して小さくありませんでした。脚のラインを美しく魅せるため、スカートの裾を大きく持ち上げる動きや、片足立ちで拳を突き出すポーズを選びました。これらのポーズは体のバランスを保ちながら、光の当たり具合や表情を素早く捉える必要があります。会場のトップライトがやや硬質だったため、顔に不自然な影が落ちないよう立ち位置をこまめに調整しました。
ウィッグと猫耳の固定も一苦労で、頭部の立体的なシルエットをキープするためにたくさんのヘアピンを使用しました。ライトブルーのショートボブに前髪のピンクのX字ヘアピン、サイドの長い三つ編みを合わせ、メイクのピンク系アイシャドウとリップカラーと相まって、清冷でありながら活発な二次元コスプレ特有のギャップ感を演出しました。衣装のモノトーンの配色と白ストッキングの組み合わせは、明暗差の激しいイベント環境でも非常に写真映えしました。胸元やエプロンの縁には繊细なレースがふんだんにあしらわれ、オフショルダーの袖デザインも腕のラインを綺麗に見せてくれるため、このスタイリングを選んで大正解でした。
会場は大変混雑していましたが、カメラマンさんが人混みを避けるアングルを絶えず探してくれました。X-T3とヴィルトロックス 75mm F1.2のAF性能はスナップ撮影において極めて信頼性が高く、素早く変化するポージングの中でも生き生きとした瞬間をしっかりと捉えてくれました。白ストッキングはレンズ越しに柔らかな質感を放ち、スカートを持ち上げる仕草と相まって脚をより長く美しく見せてくれました。全体の色調は透明感のある青×白に仕上がり、レタッチの幅も十分に確保できました。ヴィルトロックスおよび現場スタッフのサポートに感謝しつつ、イベントの環境の中でキャラクターの魅力を余すところなく記録できた充実の撮影となりました。