今回の三月なのかのメイクは、本当に自分でも嬉しいサプライズでした。今まではハイトーンの髪色とブルーのカラコンという組み合わせの時、アイメイクが浮いてしまいそうだったり、ウィッグの色が肌になじまなかったりするのをいつもすごく心配していました。ですが、今回はベースメイクから少し新しい方法を試してみました。いわゆる厚塗り感を過度に追及するのではなく、肌本来の質感をある程度残し、さらにアイシャドウのぼかし範囲とブルーのカラコンの直径の組み合わせを工夫したことで、意外にも自分が思い描いていた二次元らしさがありつつも、日常的な透明感と躍動感のある仕上がりを叶えることができました。
ウィッグに関しては、キャラクターの髪型を再現するためにカットとスタイリングにかなりこだわりました。ピンクのショートヘアに少し外ハネした毛先は、ただそのまま被るだけだとモタついて重く見えてしまいます。そのため、今回は内側のレイヤーをあえて間引いて軽くし、トップをよりふんわりと自然に立ち上げ、前髪もサイドに流すように処理しました。こうすることで、小顔効果を出しつつ、目元への光を遮らないようにしています。そこに黒のレザーチョーカーと白黒のフィンガーレスグローブを合わせることで、スタイリング全体の視覚的な重心がしっかりと落ち着きました。
衣装の質感についても触れずにはいられません。ブルーとピンクの切り替え生地は、ライトの下で繊細なパール感を放ち、白いトップスと相まって非常に爽やかです。服にあしらわれた花びら型の装飾やゴールドのボタン、小さなタッセルもすべてとても精巧に作られています。小道具についてですが、あの青いカメラは自分で少し調整を加えたものです。単なる撮影用のプロップではありますが、手に持ったときの重量感やグリップ感がちょうど良い具合に仕上がりました。今日はわざわざ地王広場まで足を運んで撮影を行いました。ここのイベントの雰囲気は本当に素晴らしかったです。現場の照明は少し赤みがかかったダークトーンでしたが、それがかえって衣装本来の色合いにレトロな情緒を添えてくれました。
撮影の構図について、最終的に2枚目の写真をメイン写真に選びました。カメラを頭の上に掲げるアングルが、ピンクの髪、青い目、外せない衣装のカラーリングを過不足なく一つの画面に収めてくれており、表情も比較的柔らかくコントロールできたと感じています。現場のダークカラーの背景幕に、右側の赤い花のデザインがアクセントになり、画面が単調になりすぎるのを防いでくれました。実はコスプレをするたびに、キャラクターそのものを再現するだけでなく、自分なりの解釈やその時の気分を融合させたいと思っています。写真が単なる複製品に留まらず、その空間ならではのストーリー性を持たせられたら嬉しいです。最後にテーブルの横で撮った一枚は、空間の奥行き感を表現しています。地王広場アニメイベントのブース配置やディスプレイはどれも非常に雰囲気があり、撮影時に人とロケーションがしっかりと連動するため、より自然な写真になります。総じて今日の撮影コンディションはとても良く、メイクの仕上がりの綺麗さもここ最近で一番満足のいくものでした。自分が大好きなものを、これほど真剣に向き合ってカタチとして記録できたことを本当に嬉しく思います。