今回の紅白の巫女の撮影計画を決めてから、ずっと理想的な自然光とロケーションに恵まれる日を待っていました。今回の撮影では、日本の伝統的な木造建築が残るお屋敷を選びました。木の引き戸やすりガラス、そして外の敷石の小道が、キャラクターの気品を見事に引き立ててくれます。赤いワンピースに身を包み、大きな赤いリボンと白の半透明なシフォン付け袖を整え、白ソックスと厚底メリージェーンを履いて、3年ぶりにこのキャラクターに挑戦しました。懐かしさと同時に、キャラクターへの理解が深まった新たな新鮮さも感じられました。
撮影では主に午後の強い自然光を活かしました。障子戸や引き戸の枠を通して差し込む光が畳や板の上に鮮やかな明暗の境界線を描き出し、人工的な補助光を使わずとも素晴らしい立体感を演出できました。メインスカートの裾には白いレースのフリルがあしらわれており、赤い生地が陽光の下で上質な質感を放ち、白い薄紗の袖は逆光に透けて美しく輝き、腕を掲げる所作で軽やかな佇まいを見せてくれます。撮影中は三色団子を小道具として使い、縁側の軒下や橋の欄干に腰掛け、リラックスしたポーズを取りながら、伝統的な和風建築の要素と融合させてキャラクターの世界観を再現しました。
構図に関しては、戸枠やガラスを前ボケやフレームにした透視構図を採用し、人物を画面の中央に配置してプロポーションと脚のラインを美しく見せました。私自身『東方Project』のキャラクターには深い思い入れがあり、3年越しに日本留学中の機会を活かして撮影できたことは、以前と比べてキャラクターが自然の風景の中に溶け込む「リアルな存在感」をより重視するきっかけになりました。自然の光と影、そして自然体のポージングを通じて、作品の持つレトロな情緒と躍動感を余すところなく表現するよう努めました。
ヘアメイクはキャラクターの髪型の特徴に合わせ、ストレートロングにぱっつん前髪とツインテールを合わせ、この日本庭園のロケーションに驚くほど馴染みました。今回は室内、縁側の渡り廊下、屋外庭園と多彩なアングルを試し、団子を持って座る日常感あふれるカットから、屋外で木の枝にそっと手を伸ばす仕草、橋の欄干に腰掛けて遠くを眺めるシーンまで、1枚ごとに異なる光と影の風情を捉えました。白タイツコスプレ調の白ソックスと厚底シューズの組み合わせにより、レンズの前でスラリとした脚長効果を存分に引き出すことができました。縁側に腰掛け、スカートを膝の上に広げて団子を持ち、まっすぐカメラを見つめる構図は、まるで何かを静かに待っているかのようで特にお気に入りです。撮影は毎回体力を使いますが、リアルな光と影に満ちたこれらの写真を見るたびに、日本での留学生活の大切な一幕と、大好きなものへのこだわりを刻むことができたと心から実感します。