今回の撮影ではエジプシャンキャット(エジプト猫)のエレメントを取り入れたスタイリングに挑戦しました。ゴールドの箔押しカーペットからレトロなクリスタル燭台、さらに小道具としての頭蓋骨にいたるまで、セット全体にたくさんのディテールを散りばめることで、画面のストーリー性をより豊かにしました。白いシフォンドレスにたっぷりの金属アクセサリーやフリンジの髪飾りをコーディネート。「猫」というテーマに合わせるために、あえて黒い獣耳と精巧な額のチェーンをプラスし、眼差しや手元の所作もどこか気だるげで距離感のある雰囲気に調整しました。
撮影時に最も苦労したのはやはり光と影のコントロールです。環境光が暖色系に寄っていたため、金色の王座を明るく照らしつつも、人物の顔の立体感をしっかりと確保する必要がありました。そのため補光の位置を何度も調整し、ようやく透明感のある肌の質感を表現することができました。この衣装とアクセサリーは華やかですが、実際に動いてみるとそこまで重くなく、様々なポージングをスムーズに行うことができました。
個人的には王座の縁に腰掛けているカットが最高にお気に入りです。脚のラインの美しい伸びと、足首を飾るアンクレットのアクセントが、純欲系のニュアンスを実に見事に引き立ててくれています。また、スパンコールが一面に広がる小さなテーブルにうつ伏せになり、頬杖をついてカメラを見つめるアングルも非常に良い絵が撮れました。瞳に宿る微かな光がとてもナチュラルです。全体を通して、最近の挑戦の中でもかなり満足のいくスタイリングのブレイクスルーになりました。甘さとクールさを絶妙に融合させ、コスプレの面白さを残しつつ、日常的なリラックス感も表現しています。今回のゴールド系コーデと雰囲気のある写真を通じて、細部までこだわり抜いた特別な空気感を皆さんに感じていただければ嬉しいです。