本日のチャイナジョイの会場はまさに人山人海で、朝一番にアイスアメリカーノを一気飲みして何とか気合を入れました。今回挑戦したのは『ゼンレスゾーンゼロ』のニコ。ウィッグのセットやカットから衣装の仕立て、チョーカーやアームスリーブのディテールに至るまで、キャラクターの質感をとことん再現するために事前の準備にかなりの時間をかけました。ピンクのウィッグは束感とレイヤーを整え、頭の黒いリボンや前髪のヘアピンも設定資料と照らし合わせながら微調整を重ねました。さらにキャラクターのビジュアルに合わせてグリーンのカラコンを選び、アイメイクも濃いめに仕上げて、カメラの前でベストなコンディションを見せられるよう努めました。
ニコというキャラクターは大雑把に見えて実はとても計算高いという、非常に魅力的な二面性を持っています。会場ではその立ち居振る舞いや表情を意識しながら、小道具を構えて様々なポーズを決めました。場内の室温が高く、衣装を着込んでいるとかなり熱がこもりました。見栄えを重視して作られた衣装とはいえ、重ね着での長時間はなかなかの試練です。途中で限界を感じ、レモンジュースで後味をさっぱりさせ、コーラで糖分を補給してようやく持ち直しました。お昼は同行した友人と一緒にウシガエル料理を食べてスタミナをつけ、午後にはポテトスナックをつまみつつ、お直しのメイクにちょうどいいコスメの試供品をゲットしました。
ホール内を歩いていると、多くのカメラマンさんから撮影のお声がけをいただきました。皆さんキャラクターへのリスペクトがあり、コミュニケーションもとてもスムーズでした。ピースサインや横向きの構図などポーズを丁寧に提案してくださる方もいて、カメラに合わせて角度を微調整しながら順調に撮影が進みました。キャラクターに気づいてくれたファンの方と立ち止まってツーショットを撮り合うなど、同じ趣味を通じて生まれる共感こそがアニメイベントの最大の醍醐味だと感じます。カラコンの長時間の着用で目が乾燥しやすいため目薬は必須でしたが、終始集中して撮影に臨めました。会場の二次元カルチャーの熱気は凄まじく、同じ情熱を持った仲間と過ごした時間は疲労を忘れさせるほど充実していました。朝の入場から夕方の撤退までに歩数は2万歩を超え、足の裏は感覚がなくなるほどでしたが、キャラクターの名前を呼んで喜んでくれるファンの姿を見て疲れも一気に吹き飛びました。
撮影を終えてホテルに戻り、ウィッグと衣装を脱ぎ捨てた瞬間、身体が羽のように軽くなりました。メイクを落としてシャワーを浴び、ベッドに倒れ込みながら今日撮った写真を見返すと、いつものスタジオ撮影とは違った独特の臨場感がありました。イベント会場ならではの偶然性や複雑な照明効果が、写真に生き生きとした息吹を与えてくれています。足腰の痛みは残るものの、カメラに収められた生き生きとした表情を見て、すべての苦労が報われたと実感しました。しっかり数日間休養を取ってコンディションを整え、次回の撮影に向けて準備を進めたいと思います。