この服を着て出かけると確かに周囲の視線をかなり集めますし、通りすがりの人に『ゼンレスゾーンゼロ』のエレン・ジョーだと気づかれることもよくあります。今回は1対1のハードコアな完全再現を追求したわけではなく、日常のカジュアル寄りにアレンジした、いわば「概念服(イメージ服)」バージョンを自分でコーディネートしました。やはり三次元の日常生活では、ある程度の実用性や快適さを考慮しなければならず、格好よさのためだけに日常の動きやすさを犠牲にするわけにはいきませんからね。
まずはアイテム選びの全体的な方向性から。エレン・ジョーのあの黒と赤のメッシュヘア(挑染)は本当に個性的で識別性が高いです。このヘアスタイルを再現するために、何点ものウィッグを工面してようやくこれを選びました。レイヤー感(層次感)が絶妙で、前髪の長さもちょうどよく、毛先の赤いグラデーションがまさに魂です。毛先の色の移り変わり(カラーグラデーション)を処理するためだけに、何度も調色(カラー調整)に工夫を凝らし、ダークでありながら生き生きとした、単調にならない質感を追求しました。
帽子はスタイリング全体の魂と言えます。黒白ボーダーの猫耳ニット帽は、もともとのエッジの効いたデザインに、少しモフモフした要素を融合させました。帽子にあしらわれた細い三つ編みと垂れ下がる毛糸のポンポン(毛線球)が、歩くたびにリズムよく軽やかに揺れ、エレン・ジョーらしいアンニュイで気取らない雰囲気をうまく表現してくれています。同時に、メガネがもたらすお堅い印象を和らげる効果もあります。
メガネと言えば、細フレームの金属製オーバル型レンズに赤のカラコンを合わせることで、雰囲気を一気にクールでスタイリッシュな(高冷、酷颯)方向へと引き寄せました。チョーカー(頸圈)には、金属バックル付きの黒のレザータイプを選び、上に小さなシルバーのハートのチャームをプラスしました。これにより、黒Tシャツ的襟元が寂しく見えず、コーディネート全体の細かな立体感を高めてくれます。
衣装のコーディネートに関しては、黒Tシャツにあしらわれた白いグラフィティ文字にバイカラーのボーダー袖を組み合わせ、ボトムスには赤黒のチェックミニスカートを合わせることで、色彩を毛先の赤と連動させました。この組み合わせは、キャラクター設定のメインカラーを維持するだけでなく、現代的なストリートファッションの日常感も醸し出せます。多くの友人から「こういう着こなしは暑苦しく見えない?」と聞かれましたが、実はインナーのボーダー長袖はレイヤード(内搭)としても使えますし、日焼け止め(防曬)代わりにもなります。エアコンの効いた室内や秋口に着用すれば、立体感が出つつも蒸れずに快適です。
今回のメインである日常ロールプレイ(日常版cos)は、実用性が確かに格段に向上しました。ゲーム内のあの誇張されたシューズを履いたり、尻尾(尾巴)を装着したりはせず、キャラクターの特徴を残しつつも、より本物のクローゼットにあるようなリアルなコーディネートに近づけられたと自負しています。『ゼンレスゾーンゼロ』の3Dモデリングや美術水準は常に非常に高く、エレン・ジョーのあのアンニュイでどこかスタイリッシュな気質を現実世界で再現するのは、実際にやってみると本当にチャレンジングでした。
メイク処理においては、全体的に「引き算」を意識しました。アイシャドウのキツさを弱め、広範囲に入れたチーク(腮紅)と赤い瞳で血色感を高めつつ、下まぶたの泣きぼくろ(痣)を正確に描き入れました。このディテールはまさに画竜点睛のポイントで、全体の神髄が一瞬にして鮮やかに生き返りました。着替えやコスプレ撮影のプロセスでは、実は小さなトラブルもいくつかありました。例えば、トップのふんわり感(蓬鬆度)がなかなか上手く決まらなかったり、ヘッドホンをどう掛ければ安定して綺麗に見えるか悩んだりしましたが、最終的に出来上がった効果としては及第点をもらえたと思います。
私にとって、コスプレの魅力とは寸分違わぬキャラクター再現を行うことだけでなく、日常的なアプローチでキャラクターのコーディネートを再構築(解構)することにもまた別の楽しさがあります。今回、自分なりに解釈したエレン・ジョーを現実のライフスタイルに落とし込むゼンレスゾーンゼロ コスプレの試みは、非常に満足のいく結果となりました。