今回、ユエジョン・リン10周年の特別企画を完遂するため、あえてエレキギターを実景スタジオに持ち込みました。手にしたこの赤白バイカラーのギターと、定番の赤黒チェック柄プリーツスカートの組み合わせが、彼女の持つ元気でありながら少しロックなステージの特質を絶妙に引き立ててくれます。ヘアスタイルは黒髪ベースに深紅のインナーカラーを施し、会場の温かみのある黄色い照明の下で、髪色とローズの襟飾りの色が素晴らしい視覚的連動を見せてくれます。
撮影の際、ステージ上には黄金色のスパンコールが敷き詰められ、温かみのある色合いのベルベットカーテンが飾られていました。ドラムセットやディスコボールのセットデザインと相まって、まるで華やかなLive会場にいるかのような錯覚を覚えさせてくれます。緊迫感のあるステージらしさを再現するため、今回のメイクはすっきりと洗練された印象に仕上げ、アイメイクをあえて濃くするのではなく、視線がより真っ直ぐ集中して見えるようにしました。そして黒の編み上げミドルレザーブーツが、脚のラインを美しく見せるだけでなく、スタイリング全体に少しエッジの効いたマニッシュな美しさをプラスしてくれています。
ユエジョン・リンというキャラクターは、ボーカロイドの音楽を愛する多くのファンの心に寄り添ってきました。彼女の楽曲スタイルは常に活力とパワーに満ち溢れています。10周年という節目は非常に特別なものなので、この舞台写真を通して彼女の最も自信に満ちた、輝かしい瞬間を表現したいと思いました。ストロークのアップをいくつか撮影した際には、ネックに落ちた細かなスパンコールのきらめきまでしっかりと捉えられており、こうしたディテールが、感情を思う存分ぶつけられるステージに本当に立っているかのような気分にさせてくれます。
撮影プロセス全体は実は挑戦の連続でした。躍動感のある髪の動きに合わせつつ、ギターを抱えるポーズを自然に大きく見せなければならず、特に会場全体のライティング効果と黄金色のスパンコールが舞い散る一瞬に、最高の感情のピークを素早く掴む必要がありました。ですが、こうしたリアルな環境の加持があったからこそ、今回の10周年記念撮影が一段と特別な意義を持つものになりました。写真でこの瞬間を切り取ることができ、本当に感無量です。