今回の撮影は、みんなでシュールなパロディネタをやろうという思いつきから始まりました。『オナー・オブ・キングス』四大美女の二次元スタイルで、ドラマ『宮廷の諍い女』の有名な対決シーン(「翠果、あの女の口を叩き潰しなさい」の名場面)をガチ再現するという企画です。原作ドラマでは重厚な清朝の宮廷服を着ており強い威圧感がありますが、私たちのコスプレは現代的なミニスカートやハイヒール、タイツという装いで、その凄まじいギャップこそがこの写真シリーズの最大の持ち味となりました。
撮影当日は寒風が吹き荒れる中で美脚を露出した白タイツコスプレにハイヒールを履き、ふんわり広がった大ぶりなスカートを抑えながら、怒気をはらんだ険しい表情で相手を指差すポーズを保たねばならず、なかなかの体力勝負でした。各キャラクターの魅力を最大限に引き出すため立ち姿を工夫し、脚のラインがすらりと長く伸びるよう意識しました。白タイツと鮮やかなハイヒールの組み合わせは、屋外の自然光の下で抜群の存在感を放ちました。
画面の一番左は貂蝉 コスプレで、大きなピンクの花びらスカートと長い脚が映え、中央には青い衣装の西施コスプレが跪き、右側には王昭君 コスプレが立ち、最右翼には楊貴妃が控えるというフォーメーションです。この立ち位置は原作ドラマの配置を忠実にトレースしていますが、衣装デザインは完全に二次元ならではのセクシーな魅力全開です。彩度の高い華やかな衣装に合わせてカメラの絞りを絞り込み、背景にそびえる仏塔やフェンスのディテールまでくっきりとシャープに描写しました。
レタッチでは脚とタイツの質感を丁寧に整え、肌のトーンを明るく補正して二次元特有の透明感を追求しました。原作が持つ古典的な構図の美しさを損なうことなく、タイツや美脚といった要素を絡めることで、シリアスで重苦しい宮廷の空気感を一気にコミカルで親しみやすいチャンネルへとシフトさせました。振り返ってみても今回の撮影は本当に刺激的で面白く、合わせの仲間たちと頭を突き合わせて細かな立ち位置のニュアンスをとことん突き詰めた甲斐があり、完成写真を見るたびに笑顔がこぼれます。