今回の写真は、主に『東方Project』における守矢神社の2人のキャラクターが森の中で過ごす日常のやり取りを表現することを目指しました。撮影前には主に2つの難点がありました。1つは雑多な木々の背景が被写体に与える干渉をどう抑えるか、もう1つは2人の立ち位置や距離感をどう捉えるかです。最終的に、開放絞りの望遠レンズと自然光を組み合わせて撮影を完成させました。
まずは衣装と小道具の準備についてです。今回私は東風谷早苗 コスプレを担当しました。髪型は淡いグリーンのロングヘアで、ふんわり感を出すためにヘアワックスでベースを作り、風になびいた時にも自然に見えるよう工夫しました。衣装は青と白の巫女服で、襟元や袖口には凝ったタッセルのディテールが施され、スカートの重みもちょうどよく、歩いたときのドレープ感がとても綺麗に出ます。手元の金色の塔のような小道具は特注で制作したもので、自然光の下で放つ金属の光沢がとても美しい仕上がりでしたが、午後ずっと掲げていたため腕がかなり疲れました。隣で背中を向けている洩矢諏訪子は友人が担当し、赤い組紐と緑の葉が巻かれた編み麦わら帽子を被り、濃色の地に金色の模様が入ったベストと肩の赤い結び紐を身につけています。このように濃淡の異なる色合いを合わせることで、画面に非常に魅力的なコントラストが生まれました。
ロケーションには人工林を選び、時間は午後3時から4時頃の光を活用しました。木漏れ日が木々の間から差し込み、温かみのあるサイド逆光を作り出してくれました。この光は早苗の髪の毛を透き通るように照らし、背景の葉の輪郭にも柔らかなハイライトを描いてくれます。背景の玉ボケも非常に滑らかで、背景が明るすぎて人物の視線誘導を損なうこともありませんでした。雲が厚く光が出たり消えたりしたため撮影には少し待ち時間が発生しましたが、最も自然な表情を切り取るため、雲が晴れて光がちょうど顔に当たるその瞬間までポーズを維持し続けました。
プロの写真の構図という観点から見ても、この写真の構図ロジックは非常に明快です。画面の最下部に木製の手すりを前ボケとして配置することで視覚的なフレームを作り、画面の奥行き感を高めています。被写体が端に寄りすぎることなく、左側の早苗は黄金分割線上に位置し、右側の麦わら帽子を被った諏訪子が背景要素としてもう一方を占めることで、しっかりとした空間感を生み出しています。レタッチ処理では主に寒暖の対比を活用し、左側の人物の青白の衣装が寒色系を、右側の麦わら帽子と背景の暖かな光が暖色系を担っています。フィルターを過度に重ねることなく、撮って出しの澄んだトーンをできる限り維持し、キャラクター本来の設定や雰囲気を忠実に再現しました。このような世界観の中での自然な掛け合いは、古き良き神社での静かな日常を思わせ、それこそが今回の作品で最も心惹かれるポイントです。