今回撮影したのは『鳴潮』のフィービーです。白い司教服のディテールを余すところなく完璧に再現しました。つば広の帽子にトレードマークの金髪ロングヘア、そして青と白のバイカラーのショールや流蘇(タッセル)の装飾を組み合わせ、胸元のクロス(十字架)のペンダントや黒手袋の質感にもこだわって調整しました。法杖と魔導書はこのスタイリングの魂とも言える小道具で、撮影時は呪文を唱える前後の動作をいくつかデザインしました。例えば、法杖を手に立っている時にマントが自然と垂れ下がるシルエットや、魔導書を抱えて静かに思考を巡らせる佇まいなど、彼女の持つ清冷でありながらも癒やしに満ちた聖職者ならではの空気感を表現したかったのです。
この作品のライティングは非常に柔らかく処理されており、スタジオのセットには白い紗幕やクラシカルなデザインの机と椅子、さらに傍らにさりげなく配置されたキャンドルスタンドやアンティーク本を使い、教会や魔法図書館のようなシチュエーションを構築してキャラクターの設定に寄り添わせました。撮影中はレンズのフレアや反射を避けるため、帽子のつばの角度を何度も調整し、白タイツやスカートの裾のプリーツも数回整え直しました。最終的な完成データのクオリティは素晴らしく、衣装のホワイトを基調としたトーンもブルーのアクセントも、画面の中で非常にクリーンに映えており、丹念に用意したフル装備の甲斐があったと実感しています。こうしたロールプレイのプロセス自体がとても楽しく、今回のコスプレシェアをぜひ多くの皆さんに楽しんでいただければ嬉しいです。