朝6時から楽屋でベースメイクを始め、夜8時に湖畔で最後のブルーアワーのシャッターを切り終えるまで、この世界線での丸一日の撮影スケジュールがようやく一段落しました。ずっと溜め込んでいたイベント写真を、やっとの思いで整理して公開できました。
今回コスプレしたのはフィービーです。ベースとなる白いドレスは、想像以上にディテールが細かかったです。袖口や襟元の黒いレースの縁取りが白い生地に対して非常に映え、青と白のタッセル、box胸元の小さな金のエンブレムや紐が絶妙な立体感を演出しています。衣装デザインが持つ、あの清廉でありながらも躍動感のある雰囲気が完璧に再現されています。さらに、この大きなつばの白い帽子があるため、振り向くたびに周りの人にぶつからないよう注意しなければなりませんでした。前髪の青いヘアピンも認識度の高いポイントです。薄金のロングウェーブのウィッグとライトブルーのカラコンを合わせ、全体的なメイクのポイントはアイメイクの表現に置き、視線が柔らかでありながらも、あの独特な神秘的な透明感を失わないように意識しました。白いブーツに白ニーソコーデなので、屋外の芝生を歩くときは泥水で汚してしまわないか常にハラハラしていましたが、ビジュアルの純粋さを保つためには、こうした注意点も必須科目となりました。
道具といえば、この金色の小鳥の法杖が本当に今日の最大の挑戦でした。言わざるを得ないのは、先端の金属製の小鳥の造形は再現度が非常に高いものの、全体の重心がかなり上にあることです。1日を通して、うっかり4回も手から落としてしまいました。1回目は石畳の道で立ちポーズの準備をしていたときで、手が滑ってシャフトが石畳に当たり、カンと高い音が響いた瞬間は、文字通り心臓が止まりそうになりました。幸いにも塗装の強度が高く、底部の滑り止めパッドに少し擦り傷がついただけで、他はノーダメージでした。その後の3回はもう慣れたもので、4回目に落としたときには、もはや無表情のまま拾い上げて次のアングルを探し続けるほど、メンタル面が鍛えられました。しかもこのスタッフは非常に長いため、人が密集する会場での移動は、まさに道なき道を切り開くかのようでした。
撮影場所に選んだのは水辺で、芝生や石畳で整備された親水プラットフォームがありました。こういう自然で開放的な水辺は、キャラクターの持つ雰囲気にぴったりマッチしていると感じます。写真1、2は朝に撮影したもので、その時間帯の光は優しく、湖面も穏やかでした。両手を合わせるポーズは視線の交わし方が非常に難しく、少しコントロールを誤ると不自然に見えてしまいます。写真3の帽子のつばに手を添えてスカートの裾を持ち上げる動作は、衣装のシルエットをより綺麗に見せ、同時に下半身のラインをカメラの中でよりスマートに表現するためのものです。写真4の膝立ちのポーズは、休憩中にこの角度がとても心地よく感じられたのでそのまま収めたものです。石畳の地面はとても硬く、膝をついた後に表情を崩さずに維持するには、確かに腹筋と背筋の体幹の力が必要でした。
時間ごとの異なる雰囲気を捉えるため、私たちはわざわざ夕暮れ時が訪れるのを待ちました(写真5、6)。夕方の水面にはかすかな灯りがともり、風が水面を吹き抜け、大口径レンズが背景にぼんやりとした円形の美しい玉ボケを作り出します。寒色系のブルーの光が白い衣装に当たり、質感が非常にクールに引き立ちました。最後の一枚の振り返るカットは、今日一番お気に入りのスナップ写真です。髪の毛と衣装の裾が湖の風を受けてなびき、法杖を後ろに傾けることで、自分自身の緊張もほぐれた瞬間でした。実は夕方の水辺は風がとても強く、この大きな帽子が何度も吹き飛ばされそうになり、手で必死に帽子のつばを押さえながらの撮影でした。
アルバムの整理やレタッチの作業はまさに折磨(苦行)と言えるもので、丸一日撮影して本当にヘトヘトになりましたが、実際のロケ地でキャラクターらしさを再現し、衣装の細部や風になびく瞬間を記録できたことは、すべて価値のあることでした。「写真の投稿が遅れがち」な私ですが、幸いにも今回の作品は皆さんを長くお待たせせずに済みました。