鳳えむならではのこの元気感は、定番のグレーのセーラー服とピンクのカーディガンに着替えた瞬間に、完全に形となりました。今回のコーディネートは細部のディテールにもかなりこだわり、『プロジェクトセカイ』の象徴的なスタイリングとして、グレーの制服とピンクのニットカーディガンのコントラストが優しくもポップに映え、襟元の黄色いニコちゃんバッジがキャラクターのエッセンスを一瞬で引き立ててくれます。ただ正直なところ、この衣装で一番悩んだのは髪の色でした。このピンクのショートヘアのウィッグは自然光の下でほんのり光沢を持ち、イベント会場のトップライトやストロボの下では安っぽく見えがちです。今回の現場の光は決して完璧ではありませんでしたが、カメラマンの@蒲牢411 様がライティングのアングルを精力的に調整してくださったおかげで、今回のイベント写真は自然で立体感のある質感に仕上がりました。「コスプレポートレートの三大要素」は裏切らないと多くの人が言いますが、今回私もそれを強く実感しました。
アニメイベントという環境下でイベント写真を撮影するのは、スタジオ撮影よりもはるかにコントロールが難しいものです。周囲は混雑して騒がしく、会場の背景も散らかりがちで、巨大なダークカラーの幕か、避けられない通行人や雑多な道具ばかりです。今回のカット集の撮影には1時間以上かかり、会場の隅の比較的静かな場所を厳選し、床のライトカラーのチェック柄タイルを構図のベースとして活用しました。縦横のラインとあわせ、人物のピンク、グレー、ホワイトをクリーンな空気感の中に溶け込ませるよう尽力しました。撮影中、カメラマン様は硬いポーズを作るのではなく、常に私をリラックスさせるよう上手に誘導してくれました。例えば写真の中で両側の毛先を手でつまむ動きや、手を腰に当てるポーズ、拳を握って前を指差すポーズなどは、鳳えむ コスプレとして彼女の普段の活発で素直、かつお茶目な性格特性を取り入れて表現したものです。1枚目と4枚目の髪をつまむ姿もとてもキュートですが、5枚目の片足を軽く曲げてカメラに向かって手を伸ばす遠近感(透視感)のあるポーズはより存在感があり、カバー写真として一目で視覚を引きつけるのにぴったりです。
リアルな会場でこの衣装を着用した感想ですが、グレーのプリーツスカートに白いニーソックス コーデという王道の学生制服の組み合わせは、実はスタイルのプロポーションへの要求が厳しいものです。しかし実際に着用してみると見栄えが非常に良く、脚長効果も抜群で、二次元キャラクターならではの青春の躍動感あるトーンに見事にマッチしてくれました。ポーズを取る際は、スカートの裾やカーディガンの落ち感を活かして画面に動的な美しさを加えるよう意識しました。コスプレで最も重要なのは雰囲気や佇まいの調和であり、カメラの前には一人で立っているものの、仲間と出会った時の彼女の表情を頭の中で常にイメージすることで、単にポーズを作るだけではない、ナチュラルなコンディションを切り取ることができました。
最後にこの衣装の質感について褒めたいと思います。ピンクのカーディガンのニット素材は非常に着心地が良く、冷房の効いた会場内でちょうど良い暖かさでした。ポケットのデザインも配慮が行き届いており、イベント会場のちょっとした小物を入れるのに便利で、午後の撮影を終えても特別疲労を感じることはありませんでした。今回はリラックスした日常的なイベント写真の雰囲気をメインとし、衣装を正確に着こなすだけでなく、キャラクターの魂や精神性を骨の髄まで表現することを目指しました。全体の5枚のカットは様々なアングルから鳳えむのイメージを映し出し、キュートでお茶目な一面もあれば、真剣に指を差す姿や元気いっぱいなポーズもあります。定格されたこれらのアクションから、『プロジェクトセカイ』における彼女ならではの活力と愛らしさを感じていただければ幸いです。