100部の「プラスチック片」の実物を詰め込み、ほぼ時間ギリギリで家を出ました。出発前、机の上に散らばる袋詰め待ちのアクリルキーホルダーやステッカーの山を見つめながら、「この時間に会場近くに着いて、今日の100部の無料配布物料は本当に配り切れるのかな」と心の中で密かに呟いていました。そう口では言いつつも、手足は正直にすべての物料をバッグに詰め込んでいました。せっかく100個準備したのだから腹をくくるしかありません。現場に着いたら人に会うたびに配ればいいや、「勝てるか?」なんて聞かないで、すべてはシェアする誠意が命です。
今回挑戦したのは『アークナイツ:エンドフィールド』のリーノです。キャラクターを知っているかどうかよりも、自分なりの方法で二次元キャラクターを現実に呼び寄せるという儀式感そのものを楽しんでいます。リーノのスタイリングで最も存在感があるのは、この巨大な黒いリング型ヘッドドレスで、装着すると確かに少し重みがありますが、しっかり固定すれば重心が安定します。さらに尖ったエルフ耳を合わせることで、イベント会場の人混みを歩く際の視覚的なレイヤー感が本当に素晴らしいです。キャラクターの持つ透明感とお茶目な雰囲気に寄り添うため、メイクではアイシャドウのグリッターの階調を意識的に強調し、オーダーメイドの紫色のカラコンと長めの上下つけまつげを合わせました。自然光の下で二次元特有の繊細な反射感を演出し、眼差しと髪色全体の響き合いには自分でもなかなか満足しています。
100部の「プラスチック片」グッズについて。自虐的に「プラスチック片」と呼んでいますが、実際にはイラスト作成からサンプル試作、外装の選定に至るまで、かなり悩んで作り込みました。写真に写っているホログラム包装袋に入った2つのキーホルダーと3枚のステッカーは、今回の配布物料のほんの一部です。アクリルの光沢やステッカー表面のコーティングには質の良い素材を選び、特にホログラム袋が折れ出す七色の光の効果は視覚的にも可愛らしく、ブースや無料交換(Freebie exchange)の際に目を惹くはずです。出発前に「無事に配り切れるか」とこれほどこだわっていたのも、丹精込めて作った物料が同好の士の手に無事渡ってほしいと願っていたからです。
ハイパーグリフカーニバルの現場の熱気は相変わらず凄まじく、二次元の雰囲気に満ちたこのようなオフライン空間で、周囲の人々がそれぞれの「好き」のために熱中している姿を見るのはとても刺激的です。ギリギリの出発で焦っていたものの、現場に足を踏み入れると、同じ趣味を持つ人々と出会える感覚が焦りを一気に吹き飛ばしてくれました。オフラインイベントで最も大切なのは、度胸の良さではなく「真摯な交流」だと考えています。イベントは単なる記念撮影の場にとどまらず、キャラクターへの解釈や愛を分かち合う共有の場でもあります。特に無料交換(Freebie exchange)の瞬間、言葉を交わさずとも互いに準備した小さな小物を差し出し合うのは、束の間の出会いであっても胸が温まる素敵な繋がりです。
物料の準備、メイクやスタイリング、火急の出発に至るまで、このプロセス全体がちょっとした冒険のようでした。コスプレイヤーとして現場で考慮すべきことは多く、日焼け対策や暑さによるメイク崩れの防止、ウィッグやヘッドドレスが乱れていないかのこまめなチェックなど多岐にわたります。それでも完成したイベント写真(Convention photos)を目にすると、積み重ねた苦労が報われたと感じます。表紙に選んだこのカットでは、頬に手を添えるポーズによって胸元のセーラーカラーや大きな紫のリボンが隠れるのを防ぎ、セーラー服の清涼感とキャラクター本来の素直で可愛らしい気質を自然に表現できました。
さて、バッグを背負って人混みの中へ飛び込む準備が整いました。『アークナイツ:エンドフィールド』やリーノのコスプレ(Liino cosplay)が好きな同好の士にたくさん出会えることを願っています。今日の目標は、あの100部の「プラスチック片」をすべて配り切り、楽しいイベント写真(Convention photos)の記録を残すことです。こうしたイベント現場に足を運ぶと、好きなことを続けためのエネルギーをみんなから分けてもらえます。本日ハイパーグリフカーニバル(Hypergryph Carnival)に参加するすべての皆様がこのオフラインの祭典を楽しみ、ゲームと二次元文化がもたらす純粋なときめきを感じられることを心から願っています。