今回の『原神』コロンビーナ コスプレの本番写真撮影は、窓辺で実施しました。撮影の事前準備にはかなりの工夫を凝らしました。特に頭を悩ませたのが青と白が交差する衣装の生地で、適度な落ち感のあるサテンと軽やかなチュールを組み合わせたものを選択しました。レイヤード感は素晴らしいものの、着用して動くとシワになりやすく、頻繁に整える必要がありました。ウィッグは黒髪に赤のメッシュを入れたもので、前髪は顔のラインに馴染むよう何度もカットを重ねました。頭頂部の白い羽の髪飾りは立体感を出すため、内部に厚手の不透明アクリル板を仕込んで補強しています。キャラクターが窓辺に素足で立つ視覚効果を再現するため、足元と小腿の白いクロスストラップは現場で少しずつ巻き付けました。幾何学的なラインを出しつつも血行を阻害しない絶妙な締め加減が求められ、冷たい大理石の台座に素足で立った瞬間、身体が自然と引き締まり、かえって膝を軽く曲げた丸まりポーズを作りやすくなりました。
撮影は自然光が柔らかい午後の時間帯を選びました。窓の外の白い欧州風の窓枠とグレーの石柱が、青白メインの衣装と極めて抑制された色調の調和を生み出す窓辺撮影となりました。撮影中は2つの表情・姿勢を試みました。1つは目を閉じて頭を傾け膝に寄りかかる姿勢で、極度のリラックス感とどこか哀愁を帯びた静かな空気感を演出し、「月が落ちてくる」ような感情を表現しました。もう1つは目を開けてカメラを直視し、淡い色のカラコンと合わせてあえて視線を外した焦点の合わない空想的な儚さを表現しました。メイクには濃い色を使わず、ベースメイクを透明感高く仕上げ、目の輪郭のみを強調しました。移動の際、スカートの裾の青いチュールが重なり合って広がるため、最も自然な落ち感を捉えようと窓辺で何度も立ち座りを繰り返しました。撮影全体を通して腕や腰がかなり痛くなりましたが、完成した写真では衣装の層状の色彩やクロスストラップのディテールが見事に表現されました。このような建築美のある窓辺は、彼女の清冷な雰囲気に実に美しくマッチしています。