白い軍服に青髪を合わせた今回の写真(青髪制服)をようやく整理して公開できました。二次元撮影に夢中になってからというもの、自分でも別人のようになったと実感しています。毎日ロケ地探しやライティングの構成に頭を悩ませるか、パソコンの画面とにらめっこしてカラーバランスを突き詰める日々です。ルームメイトからは「昔のアウトドア好きだったお前はどこへ消えたんだ。今じゃレタッチソフトに囚われた夜景ポートレート中毒者だな」といつもからかわれています。
しかし実際のところ、ヘルム(ヘルム コスプレ)というキャラクターの撮影は「辛いけれど楽しい」という言葉そのものでした。今回の衣装の素材感は光に対して非常にシビアで、特にメタリックな光沢を帯びた生地や純白の軍服は、光が少しでも硬くなるとシャドウ部が黒潰れし、ハイライトが白飛びしてしまいます。そのためライティングの調整だけでかなりの時間を費やしました。ロケ地にはクラシカルなヨーロッパ調のスタジオを選び、白い彫刻やシースルードレープ、クリスタルシャンデリアがキャラクターの気品と見事に調和しました。ベストなアングルを求めてカメラ位置を何度も変えながら撮影を進めた結果、ライティングがもたらす美しい輪郭の立体感をしっかりと捉えた納得の仕上がりとなりました。
周囲から一番ツッコミを受けるのは、おそらく私の深夜のレタッチ習慣です。夜中の12時半きっかりにモニターを立ち上げ、キーボードを叩くカタカタという音がルームメイトの就寝前のホワイトノイズになっています。途中でインスピレーションが湧かず進捗バーを見つめながら、「今月あと何組の写真が残っているだろう」「閲覧数はもっと伸びないかな」と独り言を呟くこともしばしばです。火鍋を食べながら「一食分の代金でソフトのサブスク代にも足りない」とぼやいたのも決して大げさではなく、少しいい照明機材を買い足すたびに財布の痛みに耐えています。それでも棚に並ぶ機材を眺めると、有意義な自己投資だったと誇らしく思えます。
「ナチュラル志向の撮影に未来はない」という冗談は、界隈の仲間内で楽しむ自虐ネタのようなものです。二次元撮影と自然な空気感が対立しているとは思いません。むしろ私たちは光と影を駆使し、本来画面や紙の上にしか存在しなかったキャラクターに命を吹き込み、リアルな質感を与える挑戦をしています。企画、ヘアメイク、撮影、そしてレタッチに至るまでゼロから形にしていくプロセスそのものが、極めて具体的でかけがえのない達成感を与えてくれます。
以前は単に綺麗な写真を撮ることが目的だと思っていましたが、今ではこの奥深さにすっかり魅了されています。撮影を終えるたび、粗削りな元データが自分の手で光と影のグラデーションを纏っていく姿を見ると、どんな疲れも吹き飛んでしまいます。確かに今の生活は撮影に大きく占有されていますが、この没頭できる時間こそが日常の中で得難い至福の喜びです。今後もさらに多彩なシチュエーションに挑み、一回一回の撮影を自らの美意識と技術の探求として、楽しみながらこだわり続けていきたいと思います(勝利の女神:NIKKE/コスプレ日常)。