黒×グレーのタクティカルスタイル、イベント個人参加の装備シェア - 1 枚目

今回の撮影で撮ったメイクテストの写真にはとても満足しており、ヘアメイク全体のプロセスにもかなりの工夫を凝らしました。まずベースメイクを丁寧に磨き上げ、目元により強い眼力を宿すため、発色の良い赤茶系のカラコンを選び、アイラインの跳ね上げ角度も何度も微調整しました。ウィッグはストレートの黒髪ロングにぱっつん前髪を合わせ、動きのあるポーズでも崩れないよう、ヘアスプレーとダッカールピンを駆使して納得のいくボリューム感が出るまでじっくり固定しました。

衣装面では、黒のバックレスデザインを着こなす上で固定の安定性が大きな課題でした。背中のラインを美しく引き出すためにストラップをきつく締め上げる必要があり、タイツスーツ自体の生地は伸縮性があるものの通気性は並みで、1時間撮影するごとに休憩してメイク直しが必要でした。最も工夫を要したのは腰に吊るしたシルバーグレーの球体型の機械小道具です。実物はかなり重量があり、ベルトとスナップボタンを使ってしっかり固定するのに長い時間を費やしました。歯車のような造形があしらわれてメカ感が際立ち、光がかすめるたびに美しい金属の光沢を放ちます。グローブは黒とグレーのレザー調素材で、フィンガーレス仕様がタクティカルスタイルらしい雰囲気を漂わせますが、汗をかくと蒸れやすいのが難点でした。

今回の一連の写真はスタジオ撮影で撮られたもので、背景にはソフトボックスやライトスタンドが写り込んでいます。カメラマンさんは主に逆光とサイド光を駆使して身体や髪の輪郭を際立たせ、同時に正面から補助光を当てることで、黒×グレーの衣装の質感を非常に重厚に描写してくれました。撮影中は振り返るアングルを何度も試しました。振り返る際には背中の美しい輪郭を見せつつ、視線をしっかりとレンズに向ける必要があり、身体をひねる瞬間に肩をぐっと引き締めてラインをキープしました。腕を外側に広げる仕草も、アームカバーやグローブの細部をしっかり見せるための工夫です。

この黒×グレー系のタクティカルスタイルの衣装は、全体として冷徹で研ぎ澄まされた気迫を放っています。イベント個人参加を予定しているため、今回は事前試着を兼ねて撮影に臨みましたが、あの重厚な機械小道具をどうやって会場まで安全に持ち込むか思案しているところです。腰の重量とストラップ構造により、長時間歩き回るには体力が試されるため、事前のパッキングや体力管理が欠かせません。それでも総じて今回のスタジオ撮影体験は素晴らしく、衣装のシルエットを余すところなく表現できた上、メカSF系の撮影空間にも完璧にマッチし、無骨でクールなスタイルを愛するコスプレファンの皆さんにもおすすめできる仕上がりになりました。