今回の『東方Project』レミリアの撮影では、キャラクターの世界観に寄り添うためクラシカルな書斎風のスタジオを選択しました。衣装はフリルとギャザーがふんだんにあしらわれ、ピンクのサテン生地と深紅のベルベットの切り替えが非常に繊細に仕立てられています。レミリア特有の気品を表現するため、ヘアメイクには寒色寄りの淡い水色のショートヘアと真紅の瞳を合わせ、立体的なアイメイクとベルベット調のリップでクラシカルな質感を演出。撮影中の最大の難関はスカートのドレープとサイハイ丈の白ストッキングのシワ管理で、腰掛けたり脚を組んだりするたびに乱れやすいため、レースの端正さと脚の美しいラインを維持するべく合間の微調整に多くの時間を割きました。
真紅のハードカバー本、アンティークな銀の燭台、砂時計やスタンドライトを配し、暖色のサイド光を効かせることで重厚なダークファンタジーの空気感を創出。黒いベルベットソファに腰掛けた1枚目は衣装の細部と白ストッキングの質感を余すところなく捉え、瞳でレンズを射抜くような構図に。目を閉じた2枚目では光と影でまどろみのアンニュイさを描き、机の縁に腰掛けた3枚目では背後の翼と胸元の大きなリボンで全体のシルエットを強調。日傘を手にした4枚目の立ち姿ではパニエの張りを活かし、お嬢様らしい凛とした威厳を表現しました。背景の環境光を抑えて主光を顔とレースに集中させ、洗練された高級感を宿した大満足の東方Projectレトロ撮影記録です。