今回の撮影は滝のある屋外ロケーションを選びました。事前に天気予報を確認して水流の状態を把握し、防水シューズや雨具を万全に準備して臨みました。現場は風が強く水しぶきが舞い散り、足元が滑りやすかったため、立ち位置の移動には細心の注意が必要でした。しかしこの環境は衣装の躍動感を表現するには絶好で、強風になびくロングヘアや衣装の裾が、作為のない自然な躍動美を切り取るのに最適でした。
今回のブレイズ コスプレの衣装はタクティカルウェアのスタイルで細部が非常に多く、ストラップやメタルバックル、ベルト類の複雑さは予想以上で、着付けと調整にかなりの時間を費やしました。小道具も無垢材と金属パーツで組み上げられており、手にした感触は想像以上にずっしりと重く、片手で掲げたり肩に担いだりする際に不自然に硬く見えないよう重心のバランスを保ちました。メイクとスタイリングでは鮮やかな赤黒のカラーリングをベースにアイメイクを際立たせ、目元のラインをシャープに整えて凛々しさを強調し、象徴的な獣耳のセットにもこだわりました。激しい水霧でメイクが崩れないよう、こまめにティッシュで頬や髪の水滴を拭き取りながら撮影を進行。轟音を立てる滝の音に負けないよう、カメラマンさんとの意思疎通にも工夫を凝らしました。
水しぶきで小道具が濡れやすいため、乾いた布でこまめに拭き取るなどメンテナンスにも気を配りました。理想のアングルを狙うため、安全性とダイナミックなアクションを両立できる立ち位置を求めて何度も足場を調整。普段のスタジオ撮影と異なり、大自然の中でのアウトドア撮影は光が刻々と移ろい、難易度は増すものの写真に圧倒的なリアリティをもたらしてくれます。風が吹き抜ける絶妙な瞬間に素早くシャッターを切ることで、刹那の躍動感をカメラに収めました。事前の準備や現場での調整は過酷でしたが、モニターに映し出された見事なカットを見た瞬間、すべての苦労が報われたと実感しました。スタジオとは一線を画す特別なアウトドア撮影体験となり、心から思い描いていたキャラクターの姿を形にしてくれたカメラマンさんの尽力と根気強いサポートに心から感謝しています。