CP31の1日目は想像以上の人出でしたが、この熱気あふれるイベントの空気感こそが、今回のイベント写真への期待を大きく膨らませてくれました。ずっと憧れていたニュージャージーコスプレのこの衣装をようやく披露でき、「月下に舞う」というテーマに合わせて、鉄骨構造の展示ホール内で撮影を行いました。
まずはヘアメイクと衣装のこだわりについて。この深みのあるブルーの改良チャイナドレスは、とても気に入っている一着です。生地自体に繊細なジャガード柄があしらわれており、トップライトを受けてベルベットのような上品な光沢を放ちます。胸元の大胆な黒レースの切り替えがデザインのアクセントで、チャイナドレスならではの立ち襟要素を残しつつ、イベント会場でも通気性が良く目を引くスタイルに仕上がっています。襟元やウエストにあしらわれた金色の飾り結びとパイピングがダークブルーの重厚感を和らげ、気品ある華やかさを添えてくれました。
ウィッグとヘッドドレスの組み合わせも重要なポイントでした。ブルーのストレートロングヘアにはグラデーションを施し、毛先に透けるアクアブルーが髪の重たさを解消し、軽やかな動きを演出してくれます。頭上のトレードマークである特徴的なツノ状の髪飾りは抜群の存在感で、金のかんざしと合わせることで頭部のスタイリングにメリハリを出しました。キャラクターの眼差しに近づけるため、ライトブルーのカラコンとすっきりとしたアイラインを合わせ、凛とした神々しい雰囲気を的確に捉えました。
アクセサリーには黒の肘上シースルーレースグローブと黒のエナメルハイヒールを選びました。黒ストッキングとハイスリットスカートの組み合わせが脚長効果を生み出し、派手になりすぎず脚のラインを美しく引き立ててくれます。イベント会場での露出対策も重要で、インナーに黒のショートパンツを履くことで、しゃがんだり大きな動きをしたりする際も安心してポージングできました。
撮影時はカメラマンとライティングやアングルについて入念に打ち合わせを行いました。会場の天井から自然光が差し込む構造のため、直射光による白飛びを防ぐべく、多くのカットでサイド逆光や拡散光を活用しました。一番のお気に入りは片膝をついたポーズで、ハイスリットの裾とサイドのボディラインを活かし、チャイナドレスに包まれた美しい曲線を綺麗に見せることができました。また、特別に用意した青いシースルーのリボンを撮影中にふわりとなびかせることで幻想的な浮遊感が生まれ、まるで本当に月明かりの下で舞っているかのような一枚になりました。
1日目ということもあり、会場内は来場者だけでなく多数のブースや出展で埋め尽くされていました。できるだけ背景がすっきりとして奥行きのある場所を探し、大口径レンズのボケ味で通行人をぼかすことで、視線を主役である人物に集中させました。ヒールを履いて長時間歩き回り立ちっぱなしだったため足はかなり疲れましたが、カメラのモニターに映る写真を確認するたびに、すべての苦労が報われたと感じました。
このスタイリングは会場でも非常に目を引き、通りすがりの多くの来場者から称賛の視線をいただきました。こうした評価を肌で感じられることこそ、コスプレをする上での最大のモチベーションの一つです。『アズールレーン』の世界観を表現した今回の写真の仕上がりにはとても満足しており、CP31で過ごした充実した素晴らしい1日目を記録した大切なイベント写真となりました。