今回、南京で撮影した『崩壊:スターレイル』の花火のテーマは「いよいよ開演」です。あの危険で魅力的な悪女のオーラを再現するために、メイクから小道具にいたるまで特別な工夫を凝らしました。白い髪に赤い瞳、そして目元の泣きぼくろが全体の完成度を高めるアクセントになっており、濃いめのアイメイクと相まって、赤いベルベットの幕の前で一瞬にして視線を釘付けにします。衣装はオレンジ、白、黒のアシンメトリーなツギハギに、頭のミニハットやウサ耳の要素、さらに袖口の可愛いウサギ柄のプリントを加えることで、凶悪さの中にも甘い対比を残した仕上がりにしました。
カメラマンさんの視点も非常にユニークで、広角レンズによる俯瞰とアオリの撮影を交互に行い、黒白のチェッカーフラッグ柄の床と組み合わせることで、画面のドラマチックな衝突感を大幅に高めてくれました。現場ではたくさんのリボンや紙吹雪を飛ばしてその瞬間の張力を捉えたため、髪やスカートの裾が舞い上がる躍動感のある瞬間、つまり写真4のような爆発力のある状態を表現することができました。
レタッチ(後期編集)はこの写真集の魂の一つです。あえて大量のY2Kレトロスタイルなピクセル風UIやグリッチアートの特効を取り入れました。初期のWindowsウィンドウ、感嘆符アイコン、面食らうほど積み重ねられた「ERROR」のポップアップウィンドウに、赤と青の色収差・色散乱フィルターを加え、写真全体にデジタルネットワークが崩壊したかのような「サイバーパンク・サーカス」の質感をプラスしました。このように意図的に作り出した情報の錯乱は、キャラクターの持つ善悪のつかない、人をからかうのが大好きな性格にぴったりマッチしています。
コスプレイヤーとしてキャラクターを表現することは、ただ正しい衣装を着るだけでなく、表情や全体の雰囲気を掴むことが重要です。カメラに向かう時、あの「悪女」の設定に完全に没入してこそ、肢体言語と視線を通して十分なストーリー性を伝えることができます。撮影当日の光の雰囲気も完璧で、肌の質感や髪の毛のディテールまで綺麗に表現してくれました。今回の写真は私のコスプレ体験を確実に新しい次元へと引き上げてくれ、キャラクターの持つギャップという魅力を徹底的に遊び尽くすことができました。