今回のフォフォのコスプレは、事前のヘアメイクの仕込みに並々ならぬ情熱を注ぎました。フォフォの最大の魅力は、今にも泣き出しそうなのに必死に任務をこなそうとする健気な表情です。そのため、メイクの主役は徹底して「目元」に置きました。潤んだ無垢な瞳を作るため、高発色でありながらフチが柔らかいグリーンのカラコンをセレクト。アイメイクは淡いピンク系をベースに広めにぼかし、下まぶたのキワや涙袋に血色感をほんのり忍ばせて、目頭や目尻の赤みを強調することで「泣きはらした直後」のようなウルウル感を演出しました。つけまつげは束感の強いものではなく、繊細なシングルラッシュを選び、瞳の透明感と生き生きとした表情を引き出しています。
ウィッグについては、淡いグリーンの毛束をミリ単位で根気強くカットしました。ぱっつん前髪は重すぎず軽すぎず、眉毛を絶妙に隠しながら目にかからない黄金比を追求。両サイドの触角もフェイスラインを自然にカバーできるよう何度もラインを調整しました。頭頂部にある獣耳のような愛らしいお団子ヘアも重要なポイントで、キープスプレーとワックスでピンと立った形状を維持しつつ、ふわふわとした毛先をナチュラルに馴染ませています。
衣装は青緑と濃紺のカラーブロッキングにゴールドの立体的な装飾が映え、袖を通すと仙舟ならではの雅やかな気品が肌で感じられます。胸元の太極図の飾りや、頭上のネイビーの帽子にあしらわれた繊細な白いお札の文様が特にお気に入りです。手にした霊符の小道具は木の棒に白い布を巻いたものですが、少しでも威厳ある姿に見せようと持ち手の角度を工夫しながらも、内面はやっぱりいつもの小心者なフォフォそのものでした。
撮影中は常に彼女特有のおどおどとした視線を意識。胸の前でぎゅっと両手を握りしめたり、顎にそっと手を添えたり、少し身体をすくませて虚空を見つめたり軽く口を尖らせたりと、守ってあげたくなる仕草を追求しました。4枚目の小さなおやつをかじっているカットは、緊張する任務の合間にエネルギーを補給しているようなギャップ萌えを狙ったものです。
今回はシッポが画面内にいませんでしたが、撮影中はずっと横で小言を言っている様子を脳内再生しながらポーズをとっていました。あの二人の関係性が本当に大好きです。撮影は終始和やかで、自分で仕上げたこのスタイリングをとても気に入っています。大好きなキャラクターの仕草や心情をじっくり掘り下げていく時間は、何にも代えがたい至福のひとときです。メイクのディテールから衣装の質感まで思い通りの仕上がりになり、大満足の作品になりました。怖がりながらも勇気を振り絞る、フォフォならではの愛らしいエネルギーが皆さまに届きますように。