今回の鍵山雛 コスプレ撮影は、室内での鏡越しの自撮りと屋外での躍動感あるアクションショットの2部構成で臨みました。鏡越しの自撮りを取り入れたのは、衣装全体のディテールを客観的にチェックするためです。ドレスのシルエットやレースの重なり具合、頭に着けた大ぶりな赤白リボンのボリューム感や重量バランスを入念に確認しました。ストレートロングの緑髪コスプレウィッグに赤と黒を基調としたドレス、そして手にした金縁の赤いバッグが、室内のニュートラルな照明の下で衣装本来の上質な質感を美しく際立たせてくれました。
屋外ロケでは水辺に架かる石造りのアーチ橋を選び、ダイナミックな視覚的効果を狙いました。橋の上でその場回転を繰り返し、スカートの裾と長い髪をふわりと宙に舞わせ、カメラマンさんが高所から見下ろすアングルで撮影することで、パニエが広がる完璧な円形のシルエットを捉えることができました。重みのあるスカートは風の抵抗を受けやすく、数回回るだけで目が回りそうになるほど体幹のバランス感覚を求められましたが、風になびく幻想的な瞬間を収めるため、この回転動作を何度も繰り返しました。当日は天候にも恵まれ、水面のきらめきと逆光のニュアンスが周囲の木々の影や石橋の美しい稜線をくっきりと浮き上がらせてくれました。屋外の自然光はコントロールが難しいものの、仕上がりはキャラクター本来の奥ゆかしい気品に驚くほどマッチしました。「TLに東方を届ける」というテーマのもと、東方Projectファンの一人としてこうした形で企画に参加でき、終始とても幸せな時間を過ごせました。衣装や小道具の準備からロケハン、そして現像に至るまで、非常に充実した創作体験となり、大満足の東方Project記録を残すことができました。