【カルテジア コスプレ】鳴潮 湛江漫画展、ウィッグから杖の小道具までディテール記録 - 1 枚目
【カルテジア コスプレ】鳴潮 湛江漫画展、ウィッグから杖の小道具までディテール記録 - 2 枚目
【カルテジア コスプレ】鳴潮 湛江漫画展、ウィッグから杖の小道具までディテール記録 - 3 枚目

7月11日の湛江漫画展にて、ついに『鳴潮』のカルテジア(Cartethyia)を現地の会場へ連れ出すことができました! このスタイリングは準備から着用に至るまで1ヶ月以上の歳月を注ぎ込み、展示会場を丸一日歩き回って体力は限界でしたが、多くの皆様がこのキャラクターを温かく迎えてくださる姿を目にして心から報われました。

まずはメイクのこだわりについて。彼女が持つ冷徹な佇まいを忠実に再現するため、青系のカラコンを選び、目元にはブルーとゴールドの偏光ラメアイシャドウを重ねてグラデーションを構築。額に浮かぶ白い印章は、ボディペイント用絵の具を使って手作業で丁寧に描き起こしました。エルフ耳は事前に特注したもので、装着後は境目を隠すためスキックス(特殊メイク用ワックス)で肌との境界を丹念にぼかし、素肌の色と一体化させるためにファンデーションとコンシーラーを念入りに重ねました。ウィッグは淡いブロンドのグラデーション仕様で、頭頂部にそびえる金の一角獣の角は軽量粘土で造形しスプレー塗装を施して制作。角がかなりの長さだったため、混雑する会場内で周囲の方に当たりそうになり何度もヒヤリとしました。

小道具と衣装にも並々ならぬ熱量を注ぎ込みました。衣装の黒いベース部分や白いリボン羽衣は自分で生地を選定し、仕立て屋さんに持ち込んでフルオーダーメイドで制作。背中に羽織る濃紺のマントは広大な面積を誇り、金糸をあしらって飛翔する鳥の紋様を美しく表現しました。何より最も重かったのは手にした杖の小道具です。黒灰色の茨(イバラ)部分は高密度EVAボードを削り出してサンディングを重ね、青く発光するコア部分には多層の透明アクリル板とLEDテープを内蔵。確かな手応えと重量感があり、ポーズを維持する際は体幹を常に引き締めていなければバランスを崩してしまいそうでした。

本日の湛江漫画展の現場では、心温まるカメラマンさんや同好の皆様とたくさん巡り会うことができ、皆様とても紳士的でした。ただ、会場内が熱気と混雑で慌ただしく、撮影してくださったあるカメラマンさんと連絡先を交換しそびれてしまいました。もしカメラマンさんがこの投稿を見かけてくださったら、ぜひDMで撮って出しの写真をお送りいただけますと幸いです。本日の仕上がりがファインダー越しにどう映っていたのか、心から楽しみにしています。

私にとってコスプレとは、単に衣装を着こなすことにとどまらず、キャラクターの内面や息遣いに同化していく尊いプロセスです。ウィッグの美しい毛流れから小道具のウェザリング塗装に至るまで、細部を磨き上げるすべての作業は、二次元の魂を三次元の現実に確かな手触りとして立ち上がらせるためにあります。重厚な装備を身に纏い、決して歩きやすいとは言えない靴で会場の喧騒を往復するのは過酷でしたが、それこそが情熱がもたらす最高の原動力です。次回はさらに完成度を高めた作品で皆様とお会いできることを楽しみにしています。