今回は『鳴潮』のフィービーの見習い魔法少女スタイルに挑戦しました。トレードマークの白い大つば帽子と金髪のロングウェーブヘアが再現のポイントです。帽子のつばの曲線は何度も微調整を重ね、黒のタートルネックのインナーとブルー×ゴールドのローブを合わせることで、全体のカラートーンを清爽かつどこかアカデミックな雰囲気に仕上げました。手元の黒いレザー手袋と白いロングブーツが、ディテールにおいて戦闘魔導師らしいキレのあるスマートさを添えています。
小道具には『初学者のための呪文と呪いガイド』という魔導書と杖を用意しました。杖の木目調のテクスチャや金属製のヘッド部分にはヴィンテージ风の加工(ウェザリング)を施しており、撮影時にはプロップとしてだけでなく、詠唱や読書のポーズをサポートするのにも大活躍してくれました。撮影セットは無地の背景に白い円柱の台座を合わせ、さらにふかふかの絨毯と海風を模した柔らかいライティングを加えることで、「穏やかな海風」という設定に呼び応えさせました。
撮影では、本を抱えて物思いにふける姿や、杖を握って遠くを見つめるカット、外当帽子に手を添えて微笑む瞬間を重点的にキャプチャし、眼差しもこの世界に足を踏み入れたばかりのキャラクター特有の好奇心と確信に満ちた表情に極力近づけました。この衣装は動的な流動感を非常に重視したカッティングになっており、特に腰掛けた際のスカートの裾やマントが垂れ下がるラインからは、脚元のレースの縁取りやレースアップのディテールが綺麗に覗きます。コスプレ撮影ならではの透明感のある質感を表現するため、レタッチ(後期編集)では肌本来のナチュラルな透明感を残し、過度な肌補正を避けることで、生地の織り目や金属パーツの反射がはっきりと視認できるようにしました。ウィッグのスタイリングから小道具のコーディネートまで、前後に2週間ほどかけて準備をしました。撮影当日はとてもリラックスした雰囲気で、まるで本当に海の上で風に吹かれながら魔導書をめくっているかのような、素敵な萌えアニメ少女としての体験になりました。