今回は『アークナイツ』(アークナイツ)のケオベ(ケオベコスプレ)に挑戦し、redschoolの世界観と合わせて一味違う雰囲気を楽しみました。ケーちゃんのことが本当に大好きなので、今回の撮影は終始とてもワクワクしながら取り組めました。みんな冗談交じりに「おバカなワンちゃん」と呼んだりしますが、私にとってケーちゃんは決して愚かではなく、世界に対する純粋な好奇心に満ちあふれているだけなんです。そんなあどけなくもひたむきな眼差しを再現するため、アイメイクにはかなりのこだわりを注ぎ込みました。高発色なマゼンタレッドのカラコンを選び、二次元特有の無垢なワンコ目を表現すべく着色直径は少し大きめのものをチョイス。アイラインはややタレ目気味に引き、一本一本セパレートさせた下まつげとふっくら強調した涙袋を合わせることで、目元の愛らしさを最大限に引き出しました。さらに二次元の質感に近づけるため、アイシャドウのグラデーションに深みを持たせ、目尻をダークカラーで引き締めて淡いトーンでぼかすことで、ファインダー越しに息をのむほど印象的な目力を宿しました。
ウィッグについては、ケーちゃんの髪色が明るめのゴールデンブラウンなので、柔らかなニュアンスカールのあるものを選択。両サイドの三つ編みはきっちり編み込まず、あえて少しルーズに崩して自然な抜け感を意識しました。スタイリングの要となるバケットハットと黒地に白ストライプのシャツ、そして重厚なメタルチェーンが合わさることで、クールでタフな機械系ウェイストランドの雰囲気が一気に立ち上がります。布地選びでも仕立ての良さとハリ感を重視し、写真に収めたときの端正なシルエットを追求しました。撮影中はワンちゃんらしさを出すため、あごを少し引き気味にして上目遣いでレンズを見つめるポーズを意識し、おねだりするような眼差しを丁寧に表現しています。
コスプレをしていて一番嬉しいのは、同じ熱量を持つ仲間と出会える瞬間です。投稿を見たワンコ教の皆様と共感し合えるあの阿吽の呼吸は、言葉では言い表せないほど幸せな体験です。衣装の細かなディテールの検証からメイクデザインの構築に至るまで、常に公式設定への敬意を胸に、血の通ったケーちゃんを三次元に呼び起こしたいと願って準備を重ねています。撮影自体は体力を要しますが、仕上がった写真を見た瞬間にすべての苦労が心地よい達成感に変わります。最近は、二次元メイクをいかに現実の光の下で不自然に見せず、立体的に馴染ませるかを研究しています。ベースは陶器のような上質感のあるマット肌に仕上げ、ハイライトと連動させることでテカリを抑えつつ透明感を演出。チークは目の下のやや低い位置にふんわり入れ、守ってあげたくなるような愛らしさをプラスしました。つけまつげは束タイプを一本ずつ丁寧に装着し、自然で繊細な仕上がりを叶えています。
redschoolというシチュエーション設定は非常に魅力的で、キャラクターに独特の空気感を吹き込んでくれます。そのため撮影中の感情表現にも細やかに気を配り、単なる無邪気さだけでなく、どこかクールでミステリアスな距離感を織り交ぜました。色彩を美しく忠実に残すため照明は自然光をベースにし、現像段階で背景をわずかにトーンダウンさせて被写体へ自然に視線が集まるよう調整。衣装のチェーンパーツはずっしりとした重さがありましたが、カメラの前では常に最高のコンディションを保ちました。ロケでもスタジオでも事前の準備は本当に根気がいりますが、フル装備を身に纏った瞬間にキャラクターそのものへと溶け込んでいくような没入感は、何物にも代えがたい特別な体験です。