この衣装は実際に身につけるとかなり重厚感があるのですが、みんなに「屁斜剣法」といじられた通り、今回のポージングは確かに少し崩れてしまいました。写真を見返したときは自分でも思わず吹き出してしまいました。片脚を上げて剣を振るポーズは、本来なら鋭い突進の気迫を出したかったのですが、足首を少しひねって重心がブレてしまい、あのような不格好な格好になってしまいました。ですが実際、コスプレ撮影では「理想は高いのに現実は厳しい」という瞬間がよくあり、特に長柄の剣を持ちながら小道具のバランスと身体の伸びやかさを両立させるのは想像以上に難しいものでした。
今回の室内スタジオ撮影では和風の畳部屋を選び、左手に置いた数本のキャンドルを主光源としました。この暖色系の一方向からの光は顔の立体感を際立たせるのが難しい反面、紫のウィッグや青紫の衣装の質感をとても柔らかく引き立ててくれるメリットがあります。スカートや袖のドレープ感は素晴らしいのですが、動きが大きくなると袖が剣の柄に絡まりやすく、3枚目の片脚を上げるカットではスカートの裾を踏まないよう体幹に力を入れすぎて踏ん張った結果、かえってコミカルな写りになってしまいました。
衣装のディテールは非常に豊富で、腕の金色の文様や紫の飾り結び、ウエストの菱形チャームなど、これらのメタルパーツがキャンドルの灯りを受けて美しいハイライトを放ちます。中でも一番満足しているのは黒タイツ コーデの組み合わせです。黒タイツは現代風に見えがちですが、この程よい神秘性を帯びたタイツが脚のラインをすらりと長く見せ、黒と黄色のバイカラーハイヒールと相まって、直立した立ち姿でもスタイリッシュに決まりました。小道具の剣は長く持っているとかなり重いため、写真4のように地面に立ててリラックスして佇む方が、無理に振り回すよりも自然な美しさが出ました。
ポーズ設計に関して、カメラマンさんからも「武器を持つキャラクターを撮る際、かっこよさを意識しすぎると硬いポーズになりがちだ」というアドバイスをもらいました。本来は剣を身体の延長として扱い、重心を常に切っ先に連動させるべきなのですが、今回は「斬る」「突く」の形ばかりに気を取られて下半身の連動性を疎かにしてしまい、「バランスを崩しながら無理に構えている」ようなチグハグさが生まれてしまいました。次回同じような撮影をする際は、事前に動作をいくつかの静止フレームに分解し、まずは小道具を持たずに素手で練習して腰や脚の角度を整えてから剣を構えようと思います。
コスプレの醍醐味は、各キャラクターが持つ独自のモーションやアイデンティティにあります。今回は仲間たちから「型が違う」と笑われましたが、とても良い経験の蓄積になりました。衣装は綿麻とシフォンの混紡で、数時間の撮影を終えた後はキャンドルの煙の匂いがほんのり残りましたが、レタッチをしながら写真を見返すと、やはり抜群の世界観が出ていると感じます。特にキャンドルの光がウィッグに落ちるあの幻想的な空気感は、紫の髪色と相まって静謐でありながら凛とした威厳を醸し出す二次元撮影となりました。
また、小道具の持ち方について、自分は右手で剣を持つ癖がありますが、設定上は左手や両手の扱いが際立っているため、それも動きに違和感が出た原因の一つかもしれません。今回は「思い切って挑んだ試行錯誤」と捉え、次回は武術や剣舞の動画を事前に研究し、腰を落とした立ち方や突き刺すフォームをしっかり固めて、切っ先の向きと視線の落としどころを一致させ、「剣は高く掲げているのに身体が斜めに傾く」といった失敗をなくしたいです。
最後に、室内スタジオ撮影は環境をコントロールしやすい反面、キャンドルの光源が少し動くだけで影の落ち方が劇的に変わるため、カメラマンさんのシャッターチャンスも重要になります。今回は30〜40枚ほど撮影した中で納得できたのは数枚だけで、多くは袖で顔が隠れたり剣の反射で白飛びしてしまいました。次回はカメラマンさんともっと息を合わせ、『原神』の刻晴コスプレが持つ本来の落ち着いたエレガンスをしっかり切り取り、今回のようなお笑い枠にならないようリベンジしたいです!