シャッターが切られたその瞬間、セーラームーンの姿がフレームに定着しました。今回の「422舞団」によるレトロアニメの集まり(Retro anime gathering)への参加は、古き良き作品へのオマージュそのものです。今日は最先端のトレンドではなくクラシックに焦点を当て、90年代の紙面で輝いていた魔法少女たちを実写の形で再び蘇らせました。
今回のイベント写真(Convention photo)の準備にあたり、私たちはウィッグのセットから念入りに研究を重ねました。セーラームーン(Sailor Moon)の象徴である金髪のおだんごツインテールと特徴的な前髪は、アニメのような温かみのある浅い金色に近づけるだけでなく、髪の空気感や立体感にも徹底的にこだわりました。スプレーでしっかりと固定し、カメラ越しでも漫画のようなふんわりとしたニュアンスを再現しています。セーラーマーキュリーの爽やかな湖ブルーの髪やセーラーマーズの深みのあるワインレッドの髪など、他のメンバーも連日早起きしてスタイリングに時間を費やすのが日常茶沫となっていました。
衣装のディテールは私たちが最も重きを置いたポイントです。しっかりとしたプリーツの入った光沢のあるセーラー服、胸元に映える大きなリボン、そしてスカートの内側から覗くパニエのチュールまで、一本のステッチが衣装の質感と完成度を左右します。特に高筒のニーハイブーツには光沢感の優れたレザー素材を厳選しました。耐久性はもちろんのこと、スタジオのプロ仕様のライティングを浴びることで脚のラインを美しく際立たせ、キャラクターならではの格好良さと自信を引き立ててくれます。
撮影中は全員が協力し合い、ペアでの立ち位置やフォーメーションを何度も試みました。タキシード仮面とセーラームーンの王道カップル立ちポーズや、外部太陽系戦士・内部太陽系戦士それぞれの集結ショットなど、カメラマンがその最高の瞬間を見事に捉えてくれました。床面の光の反射が空間に奥行きを与え、光沢のあるブーツの倒影が画面にさらなる立体感をもたらしています。
古参ファンとして、セーラームーン コスプレ(Sailor Moon cosplay)を筆頭にタキシード仮面、セーラーヴィーナス、ジュピター、マーキュリー、マーズ、さらに外部戦士のウラヌス、ネプチューン、プルート、サターンまで、主要メンバーが一列に居並ぶ光景を目にした時の感動は言葉にできないものがありました。往年の名作IPだからこそ、彼らをリアルのレンズの前に具現化させるには絶大な実行力とチームの結束力が不可欠でした。
今回のイベント写真(Convention photo)セットは単なるお祭り騒ぎにとどまらず、長年作品を愛し続けてきたファンへの最高のプレゼントです。完璧すぎるデジタルCG感を目指すのではなく、リアルなメイクと質の高い衣装・小道具(服化道)を通じて、私たちの心の中に存在する最も勇敢で団結力のある魔法少女チームを再現したいと考えました。今回の合わせ撮影はひとまず区切りとなりますが、レトロアニメがもたらしてくれた幸せな思い出はこれからもずっと心に残り続けます。