今回はソニー A7M5と28-70mmレンズを携え、北京アニメイベントでレミエールのイベント写真を撮影してきました。全体の撮影効率は非常に高かったです。『ゼンレスゾーンゼロ』の2周年記念クリエイター応援キャンペーンの熱気に包まれ、会場内にはたくさんのファンが集まっていました。薄暗いホール内でもA7M5のAF性能は抜群の安定感を誇り、28-70mmのズーム域は混雑したイベント会場でも上半身のアップから羽根を含めた全身構図まで思い通りに切り替えられ、シャープな解像感のおかげで後処理の手間が大幅に省けました。
レミエールの衣装は細部まで凝っており、白と青を基調としたビスチェにメタルバックルやタッセルがあしらわれ、質感豊かに仕上がっています。頭部の尖り耳や額の星型チャームはウィッグの完成度が試される部分で、ピンクのインナーカラーや毛流れを美しく整える必要がありました。背中の白い羽根プロップは重さ自体は控えめなものの翼幅が広いため、フレーム内で自然かつ軽やかに見せるのは一筋縄ではいきません。この翼に合わせて白いオーバーニーストッキングと白のハイヒールをチョイスし、脚のラインをすらりと美しく見せながら、神聖さと上品な色気が同居する世界観を表現しました。
現場での撮影では、空中にふわりと浮遊している瞬間を捉えるため、体幹をしっかり引き締めて何度もジャンプを繰り返しました。ヒールを履いてイベント会場の床で跳躍するのは着地のバランス保持に細心の注意が必要でしたが、カメラマンさんが息を合わせて的確にシャッターを切ってくれました。写真に舞い散る羽根やきらめく光の粒子は、現場のライティングに合わせてレタッチでパーティクル素材を重ねたもので、魔法のような空気感を際立たせています。
浮遊ポーズで最も難しかったのは、腕のしなやかな伸ばし方と脚の曲げ角度のバランスでした。腕はふわりと空を舞う軽やかさを保ちつつ、緊張で強張らないようにしなければなりません。胸元のカッティングやウエストの編み上げが綺麗に写るよう何度も体の角度を微調整し、鎖骨やくびれのラインを綺麗に見せながら翼の固定パーツが見えないよう配慮しました。サイドのクロスリボンや裾のドレープは動くたびに乱れやすいため、こまめに整え直しながら撮影を進めました。
イベント写真の魅力は、コントロールできない現場の光と行き交う人々の臨場感にあります。インダストリアルな鉄骨が剥き出しのホール背景も、ライティングを効かせることでサイバーパンクとファンタジーが交錯するユニークなコントラストを生み出してくれました。撮影前にはゲーム内のモーションを研究し、攻撃的な鋭さと優雅さを兼ね備えたポージングを意識しました。28-70mmレンズのテレ端による程よい圧縮効果が翼のダイナミックな広がりを際立たせ、ボケ味が背景の雑踏を柔らかく整理して、衣装やストッキングのディテールに視線を集中させてくれました。
今回のイベント撮影はとてもスムーズに進み、翼とエルフ耳を取り入れたスタイリングは会場でも多くの視線を集めました。メイクから衣装の造形、カメラマンさんとの呼吸に至るまで、すべてのピースが噛み合ってこそ形になった作品です。ソニー A7M5のカラーサイエンスはピンク・白・青の幻想的なトーンと相性抜群で、撮って出しの肌色も透明感が高く、コントラストとハイライトを少し整えるだけで求めていた世界観が鮮やかに立ち上がりました。