今回のIJOY2日間の行程は、1日目を主にアーミヤのコスプレに費やしました。今回のイベントに向けて、アーミヤの衣装を2着準備しました。1着目はクラシックなライトカラーの制服で、大きなポケットと黒いストラップがついたスモック構造はかなり複雑でした。着用後に背中でウエストラインをピンで固定してこそ、あのすっきりとしたシャープなシルエットが際立ちます。こちらは比較的軽装で、会場内を動き回るのに便利でした。2着目は長めのコートをメインにしたコーディネートで、黒と青の切り替えジャケットに白シャツ、青いスカーフを合わせています。アーミヤを表現する上で最大のポイントとなるのが、あのリアルな獣耳です。より自然に見えるように、ウィッグの中にネットとヘアピンを仕込み、固定するのに30分近くかかりました。会場内は冷房がしっかりと効いていたものの、長袖とコートを着て行ったり来たりしながら撮影をこなしていると、やはり汗をかきました。それでも現場でキャラクターに気づいてくれる同好の士に出会い、お互いにイベント写真を撮り合ったり、撮影アングルについて語り合ったりできたのは格別な喜びでした。
2日目はプリースティスへとチェンジしました。プリースティスの衣装は全く異なる雰囲気をまとっており、上半身は白のオフショルダーフリルデザイン、襟元には黒い細長いリボンを結び、下半身にはダークトーンのプリーツスカートを合わせています。今回はこの衣装に合わせるため意図的に黒のパンティストッキングを選び、黒のローファーと組み合わせることで全体的な視覚バランスをスラリと縦長に整えました。メイクも微調整し、アイシャドウのグラデーションを強めることで、眼差しをよりクールで冷徹な印象に仕上げました。キャラクターの気質に合わせるため、獣耳の位置もわずかに調整してより鋭さを際立たせました。2日目は会場内で無地やダークトーンの背景壁を探して撮影を行い、ガラス天井から差し込む自然光が美しく映え、仕上がったイベント写真には非常に満足しています。
2日間にわたり、メイクのテスト、衣装のディテール調整から、現場での最適な撮影ポジションの模索に至るまで、全行程はハードながらも大きな達成感に満ちていました。ウィッグの滑らかさはいつでもコームで手入れする必要があり、撮影の合間にも衣装のシワをこまめに整える必要がありました。イベント会場の照明は往々にして複雑なため、ほとんどの時間を自然光エリアでの撮影に充て、レタッチでは過度な色調整を控えめにし、衣装本来の質感をできる限り残しました。アーミヤの活発さとプリースティスの冷静さ、この2つの状態の切り替えには表情や姿勢を整えるための時間が必要でした。現場のカメラマンさんの中には動きを捉えるのが非常に上手な方も多く、ポージングについてたくさんの貴重なアドバイスをいただきました。
今回のIJOY2日間は体力的にかなりの試練となり、重いバッグを背負って複数のホールを行き来し、夜ホテルに戻ってからもメイク落としやウィッグのケア、衣装の片付けに追われました。しかし、カメラに保存された写真を見返すと、そうした苦労はすべて吹き飛んでしまいました。コスプレをするたびに新たな挑戦があり、それは単なる衣装の再現だけでなく、キャラクターの精神状態に対する理解と表現のプロセスでもあります。今後はしっかりと体を休め、手元にあるイベント写真をゆっくりと整理しながら、次のイベントで皆様にお会いできるのを心待ちにしています。