リネットのオリジナル(私設)衣装で玉淵潭の夜桜を撮影してきました。キヤノン EOS R6 Mark IIにRF24-105mmとRF85mmの2本のレンズを組み合わせて使用したところ、暗所環境でもカメラの高感度性能が非常に安定しており、夜景撮影の成功率が格段に上がりました。光の下でRF85mmは前ボケの桜と背景を見事に分離し、24-105mmは周囲全体の枝ぶりの構図を捉えるのに活躍してくれました。今回のオリジナル衣装にはロイヤルブルーのカーディガンと黒のプリーツスカートを選びました。漆黒の背景に広がる桜の木の下で、鮮やかなブルーの色彩がダークトーンの中でひときわ目を引き、青と黒の組み合わせによるコントラストが今回の撮影企画の最大のポイントです。
夜景撮影でのライティングをスムーズに行うため、小型のストロボとソフトボックスを持参し、正面から環境光をわずかに抑え込むことで被写体を際立たせました。当日は風が強く、枝が常に揺れていたため、スナップ撮影では風が止む一瞬をじっと待つ忍耐が必要でした。今回の撮影はアングル選びがとても重要で、特に夜桜の枝は入り組みやすいため、街灯などの光害を意識的に避けたり、前ボケの暗がりを利用して余計なものを隠したりしました。個人的に一番気に入っているアングルは、少し斜めを向いてあおり気味に振り返るポーズです。これなら背景の桜をしっかり入れられるだけでなく、尻尾の綺麗なカーブも自然に見せることができます。
夜景撮影では「顔が暗くなってしまうのでは」と心配される方も多いですが、ストロボとの適切な距離を保ち、露出補正を少し微調整するだけで、肌の質感をとても透明感高く仕上げることができます。また、全身とバストアップの構図を織り交ぜることで、写真全体により深いストーリー性を持たせました。今回はレンズの前でステッキを視線誘導のラインとして使うなど、様々なポーズにも挑戦しています。現地のロケーションの空気感は本当に素晴らしく、夜桜ならではの独特な色調は二次元撮影に非常に適しており、キャラクター自身のクールで落ち着いた性格設定とも見事にマッチして、清潔感がありミステリアスな仕上がりになりました。撮影の合間には衣装が小枝に引っかかってしまい、スタッフさんに直してもらうといったちょっとしたハプニングもありましたが、全体的な仕上がりは非常に満足のいくものとなりました。レタッチでは主にLightroomで桜のピンクと青い衣装の彩度を復元しました。現場の照明が黄色寄りだったため、ホワイトバランスを正確に整えることで、桜本来のふんわりとしたピンク色を引き出しています。