【洛天依 コスプレ】東の舟と西の舫い、心に響き渡る幽玄の琴の音 - 1 枚目
【洛天依 コスプレ】東の舟と西の舫い、心に響き渡る幽玄の琴の音 - 2 枚目
【洛天依 コスプレ】東の舟と西の舫い、心に響き渡る幽玄の琴の音 - 3 枚目
【洛天依 コスプレ】東の舟と西の舫い、心に響き渡る幽玄の琴の音 - 4 枚目
【洛天依 コスプレ】東の舟と西の舫い、心に響き渡る幽玄の琴の音 - 5 枚目

今回の撮影テーマは「東の舟と西の舫い、心に響き渡る幽玄の琴の音」です。まず最初にお断りしておきたいのですが、今回の洛天依の装いは原作の設定をそのまま再現したものではなく、この一節の情景をもとに私自身がセルフコーディネートした中華風ファンタジーの派生(OOC)スタイルです。こうした表現の試みを温かく見守っていただけたら幸いです。

衣装面では、トップスに青い立ち襟ケープを合わせ、縁取りには白の切り替えと金色のパイピングを施し、胸元にはゴールドのリボンをあしらいました。インナーには白いレースで縁取られた黒のビスチェを選び、メリハリのある色彩のコントラストを形成。腕にはフィット感のある青の袖から広がる紫シフォンのベルスリーブを重ね、歩くたびに優美な風をはらむよう仕立てました。ウエストには青いサテンリボンを結び、中心に金色の金属パーツを据え、両脇にはピンクの造花を添えています。スカートは3層構造になっており、最外層に紫からピンクへと移ろうグラデーションチュール、中間層にピンクのスカート、そして最内層に白のプリーツミニスカートを重ねました。小道具にはピンクの花模様が繊細に施された白の刺繍団扇を用意し、柄には長くしなやかなピンクのタッセルを添えました。

ロケーションには築山や瑞々しい木々、水景が広がる伝統的な庭園を選びました。1着目のカットは水辺の赤い柱に寄り添い、背景に揺れる枝垂れ柳と穏やかな水面を配しました。柔らかな自然光が衣装の青紫のグラデーションを克明に描き出してくれます。2着目のカットは築山の前に移動し、灰黒色の岩肌と深い松の緑を背に撮影。やや抑えめのトーンが被写体の輪郭と衣装の鮮やかな色彩の衝突を一段と際立たせてくれました。背景と調和するため、団扇で顔を半分隠す仕草や、腰に片手を添えるポーズ、両腕をしなやかに広げる所作など、多彩な身体表現を試みました。琴の音が静かに漂う風情を表現するため、手にした団扇を楽器に見立て、視線と指先のニュアンスを通じて古典的な情緒を紡ぎ出すよう意識しました。

衣装の大部分を占めるシフォンとサテンの生地は自然光の下で極めて美しい質感を放ちますが、築山周辺での撮影時は背景に情報が多いため、被写体を中央に据えつつ雑草や絡まるツルを巧みにフレームから外す構図の工夫が求められました。メイクにはグリーンのカラコンに赤みを効かせたアイシャドウを合わせ、どこか妖艶で冷涼な佇まいを狙いましたが、完成した写真は思いのほか柔らかな透明感を湛えた仕上がりとなりました。ウィッグの前髪はしっかりとキープセットを施し、金色の髪冠や花飾り、タッセルといった重みのある装飾は無数のヘアピンを駆使して固定しましたが、風が吹き抜けるたびに微調整を繰り返す必要がありました。

今回の撮影で最も苦労したのは、やはりウィッグと髪飾りの固定でした。金色の冠や花、タッセルに確かな重量があるため、風にあおられると型崩れしやすかったからです。ケープとインナーの重なりを美しく整える着付けにも多くの時間を費やしました。この作品を皆さんに気に入っていただけたら幸いです。一節の言葉から世界観を紡ぎ出す、私なりの中国風写真への挑戦となりました。