原神起動をテーマにした今回の旅人写真セットは、準備段階からかなりの労力を注ぎ込みました。メイク決めから本番の撮影まで、およそ半月以上の時間を費やしています。まず衣装についてですが、この白と青の衣装は非常に重厚感があり、生地の大部分はハリのあるしっかりした素材で作られていて、襟元や袖口には手縫いのパールや繊細なレースがあしらわれています。二人で着替えるだけでも一苦労で、特に濃紺の上着は肩と腕のカッティングが独特で、腰掛けるたびに突っ張ってしまい大変でした。ヘアメイクに関しては、ウィッグはシルバーホワイトからペールブルーへのグラデーション仕様で、頭頂部のアホ毛とランダムなカールを整えるため、ヘアスプレーを吹きかけながら2時間近く格闘しました。瞳にはブルーのカラーコンタクトを入れ、ピンク系のアイシャドウを合わせることで、目元の存在感を引き出しています。衣装にはアクセサリーが多く金属パーツも重めで、胸元のパールネックレスはプラスチック製だったため、寒い日には肌に触れるとひんやり冷たく感じました。撮影場所は屋内スタジオで、メインセットは銀色の玉座と背景の白い彫像でした。玉座は一見とても高貴に見えますが、実際は木材にスポンジを巻き銀箔を貼ったもので、表面が滑りやすく座るのが難しかったものの、写真のために必死で優雅なポーズをキープしました。足元には反射ガラスのフロアが敷かれ、両脇には淡い青色の造花がたくさん配置されていました。ポージングのテーマは、まさに「旅人、私があなたを守ってあげる」という言葉通りで、二人の相互作用や絆を表現することを意識しました。1枚目と3枚目の玉座に座るカットは特に過酷で、脚をピンと伸ばさなければならず、太もものレッグリングが少し痛む中、スカートのプリーツやドレープを常に整え続けました。2枚目の立ち姿でのミラーポーズは十数回も撮り直しました。スカートの裾は下ろすとすぐに崩れてしまうため、アシスタントさんがカメラの外から何度も裾をふわっと揺らして整えてくれました。4枚目はクローズアップで、カメラマンからもっと顔を近づけ、衣装にしわを作らず、かつ硬くならない絶妙な力加減で手を添えるよう指示を受けました。5枚目は床に座る構図で、脚を重ね合わせて素足を見せる形をとりました。私はクリアヒールサンダル、相方はレースソックスに濃紺のハイヒールを履いており、立っている時は靴擦れでかかとが痛かったのですが、座ったことで脚のラインを自然に美しく見せることができました。ライティングは非常に透明感高く仕上げられ、原神コスプレや二次元ならではの色彩感にはこうしたハイキーな照明がぴったりで、仕上がりは予想以上に素晴らしいものになりました。撮影終了後すぐにメイクを落とし、重たい衣装や靴を脱いだ時は全身が一気に軽くなりました。疲労感はあったものの、キャラクターならではの唯一無二の神韻を余すところなく表現できたと思います。