今日の撮影テーマはトリニティ総合学園の体操服(運動服)姿のマリーで、核心となる設定は「冷たいお水を用意しました、先生」というあのセリフです。今回のロケ地には屋外のテニスコートを選びました。鮮やかな黄色の椅子とコート的色彩が、マリーがゲーム内で見せるクリーンでエネルギッシュな雰囲気にぴったりマッチしています。
リアリティを追求するため、小道具としてこの青いスポーツドリンクを用意しました。画面の中で手持ち無沙汰になるのを防ぐだけでなく、キャラクターが先生にお水を届けるという設定にも完璧に合致しています。こうした屋外の、彩度が高い光の中での屋外ポートレートは、実はメイクの質感がとても試されます。そのため、太陽光の下でもテカって見えないように、軽やかで通気性の良いベースメイクを意識し、同時にアイメイクのディテールを強調して目元の輝きを引き上げました。ウィッグも専門的にカットを施し、前髪のシースルー感(空气感)を残しつつ、このもこもこした獣耳と合わせることで、逆光でも顺光でも美しい毛流れをキープできるようにしました。
衣装には、この青と白の切り替えデザインの半袖スポーツウェアセットを選び、純白のニーハイソックスと黒のローカットキャンバスシューズを合わせることで、全体的にとても爽やかなビジュアルに仕上げました。黄色の高い椅子に腰掛けた1枚目の構図では、現地の環境が持つ幾何学的なラインを活かし、脚を自然に下ろしたポーズと相まって、リラックスした心地よさを表現しています。写真2ではまた異なる状態を披露しており、アウターを腕に掛け、水のボトルを額に近づけて涼んでいるような仕草をすることで、運動が終わって一息ついているリアリティのあるシーンを演出しました。写真3ではベンチに座って自然に脚を組み、アウターを気ままに肩へ半分羽织ることで、放課後の休憩タイムのような抜け感を強調しています。
撮影の際は、異なる側面を見せるために複数のアングル(機位)を選択しました。ローアングルからの煽り(仰拍)はスタイルを長く見せ、写真2のボトルを額に当てる小さな仕草と相まって、より躍動感と引き締まった印象を与えます。一方で、目線の高さの水平アングルは、キャラクターの可愛らしく親しみやすい本質をより表現でき、ベンチに座って脚を組んだカットでは、風にわずかになびく衣装の裾と合わせて、静かに寄り添う空気感を実に見事に捉えています。小道具とのインタラクションにおいても、ただボトルを持っているだけでなく、キャップを軽く撫でたり、ボトルを持った腕を気ままに膝の上に置いたりといった、細かな手の動き(手部微动作)を加えることで、切り取られた写真がより生き生きと見えるようにしました。キャラクターの佇まいの捉え方については、表情を「優しさ」と「日常」の間にコントロールし、大げさになりすぎないように意識しました。目線の焦点もあえて少し画角の外に外すことで、レンズの向こうにいる人物(先生)と見つめ合って会話しているような錯覚を演出しています。メイクにはキャラクターに合わせたライトブルーのカラコンを組み合わせ、カラコン特有の不自然さを抑えて、瞳がより澄んでナチュラルに見えるようにしました。全体のヘアメイクの調整には約1時間をかけ、強い光の下でも顔の輪郭がはっきりと立体的に見え、顔立ちのディテールが光で飛んでしまわないように徹底しました。
実は、多くのレイヤーが運動系のキャラクターを撮影する際、不自然に作り込みすぎてしまいがちですが、私は今回、運動の合間に見せる少し気だるげな「慵懒感(アンニュイさ)」を捉えるよう努めました。例えばボトルを握って休んだり、ボトルを額に当てたりする動作など、こうした細かな肢体言語が画面に魂を吹き込んでくれます。撮影全体を通して、光は時間の経過とともに午後から少しずつ傾き、影(投影)の変化もこの写真集に異なる感情のレイヤーをプラスしてくれました。
レタッチ(後期処理)においては、原画の色彩の彩度をそのまま残し、明暗のコントラストをわずかに調整するだけに留め、背景の鮮やかな黄色、テニスコートのブルー、そして人物本来の肌のトーンのバランスを整えました。厚すぎるフィルターは使用せず、屋外のシチュエーションが持つ自然でリアルな空気感を再現することに全力を注ぎました。今回の『ブルーアーカイブ』撮影における全体のコンセプトはとにかく「清々しさ(清爽)」です。ロケーションを提供してくださった方々、そして光と影のコントロールをサポートしてくれた同志(同好)の皆さんに深く感謝します。おかげで、これほど空気感に満ちた素晴らしい作品を共に完成させることができました。