今回撮影したのは『ブルーアーカイブ』のニヤニヤ教授 コスプレです。アカデミック(学園風)な黒の制服に赤いリボン、さらに象徴的なベレー帽とゴールドのロングカールヘアを組み合わせた全体のスタイリングは、自分でもかなり納得のいく再現度になりました。撮影前にあえてこのレトロな雰囲気の室内ロケーションを選びました。深みのあるブラウンのレザーソファ、白黒のチェッカー柄の床、アンティーク調の時計やピアノが、キャラクターの持つ空気感にぴったりとはまっています。小道具の金属製の長い杖は現場では正直かなり重かったのですが、手に持った瞬間にあの「教授」ならではの威厳が自然と湧いてきました。私自身は普段、かなり笑い上戸なタイプなのですが(笑)。
キャラクターの佇まいに近づけるため、撮影中は表情の微調整を繰り返しました。あのわずかに吊り上がった口元は、わざとらしくて怖く見えてもいけないし、どこか見下ろすような遊び心(玩味感)も含ませなければならず、何度もトライしてようやく一番自然なニュアンスを掴むことができました。50mmの大口径レンズを使用し、画面の光と影や肌の質感を非常にクリアに透明感たっぷりに捉えてくれたカメラマンさんに心から感謝します。レタッチ(後期編集)の色調も環境の暖色系トーンをあえて残すことで、全体の雰囲気にストーリー性のある奥深さが加わりました。
衣装の生地はライティングの下でほんのりと光沢を放ち、スカートの裾にあしらわれた白いプリーツレースがベースの黒を重く見せすぎないようにしてくれています。黒ストッキング制服にブラウンのレザーブーツを合わせることで、脚のラインもよりスマートで引き締まった印象になりました。撮影プロセス自体はとてもリラックスしたものでした。ソファに腰掛けて脚を組んだり、片手で頬杖をついたり、あるいは立ち上がって長い杖を構えていくつかのポーズを決めたりと、どの動作でもすぐにキャラクターの感覚に入り込むことができました。カメラの前で自信とリラックス感をキープすることは、私自身がいつも心がけている課題ですが、今回はとても良い挑戦ができたと思います。写真を通じて、キャラクターのあの「すべては手の内にある」と言わんばかりの余裕のある佇まいを、この二次元撮影の作品から感じ取っていただければ嬉しいです。