2024年7月12日の萌卡アニメフェスにて、マシュのイベント写真を撮影しました。
当日の会場内は人通りが多く、照明条件もかなり複雑でしたが、会場の寒色系ライティングがピンクの髪色や全体のトーンと絶妙にマッチしていました。今回、現場の環境を活かすのが非常に上手なカメラマンの皇族先生に多大なご協力をいただき、心から感謝しています。会場がやや暗かったため、開放F値で背景をボカし、背後の雑多な人混みやブースを光の玉ボケに変えることで、被写体をより際立たせてくれました。
今回の衣装は白いアウターに黒いワンピース、そして赤いネクタイを合わせました。ネクタイの細かな模様のディテールもとても精巧に作られています。ピンクのショートヘアと丸メガネを合わせることで、キャラクターの定番である後輩設定をしっかりと再現しました。手元にスケッチブックを持っているキャラクターなので、表紙に「素描」の文字が入った小道具も特別に用意し、細部までこだわりました。撮影では、1枚目は座って真剣にメモを取るポーズ、2枚目は顔を上げてレンズを見つめながら両手を上げた瞬間を捉えたカットです。個人的には2枚目をカバーにするのがお気に入りで、動きが自然で伸びやかであり、座りポーズのアングルによって黒ストッキングに包まれた脚のラインがより美しく見えます。イベント写真は騒がしい環境下での表現力が試されますが、今回は様々な動作のディテールに挑戦しました。
メイクも髪色や赤いネクタイと呼応するように、あえて赤ピンク系のトーンを選びました。会場内を一日中歩き回り、しゃがんだり座ったりしてポーズを調整するのはかなり体力を消耗しました。現場でのイベント写真撮影はスタジオ撮影のように十分な準備時間が取れず、周囲のブースの音響も騒がしいため、テンポよく動く必要があり、連携がとても試されます。今回は視線や手の動きを調整する際、キャラクター特有のひたむきな集中力を保つよう努めました。全体の準備から撮影までの流れは非常にスムーズで、疲れはしたものの、仕上がった写真を見て今回の苦労が報われたと感じました。
このスタイリングについては、事前にキャラクターの衣装ロジックやアクセサリーの細部まで入念に研究しました。赤いネクタイの六角形の模様こそが肝となるため、再現度の高いものをじっくり時間をかけて探しました。スカートの丈と黒ストッキングコスプレの組み合わせも、原作のキャラクター設定の雰囲気に可能な限り近づけました。今回無事に良い写真が仕上がったのは、ウィッグや衣装の調整を手伝ってくれた友人たちのおかげです。今後もよりキャラクターに寄り添ったスタイリングでイベントに参加し、こうした素敵な瞬間を記録していきたいです。