今回のお部屋のシチュエーション設定は、とても日常的で生活感のある空间でのめんまのコスプレに挑戦しました。作品をご存知の方ならお分かりかと思いますが、めんまのあの純真でどこかひたむきな性格は、単一の表情だけではなかなか表現しきれないものです。
衣装には、この白い多層フリルのワンピースを選びました。襟元の青いリボンを少し調整することで、原作らしさを出しつつも堅苦しくならないようにしています。ウィッグはふんわりとしたボリューム感をキープしながら、前髪の位置を微調整し、めんまのあの少し無造作でナチュラルなヘアスタイルに近づけました。ブルーのカラコンはまさに画竜点睛で、瞳にぐっと輝きを与えてくれます。手に持っている清酒のボトルは、実は今回の撮影で思いつきで取り入れた小さな小道具です。本来は畳のシチュエーションに合わせて家でリラックスしている状態を表現するつもりでしたが、実際に持ってみると驚くほど生活感が出て、撮影時にも素晴らしいストーリー(互動感)が生まれました。
撮影場所は、和風の畳と木製の本棚があるお部屋を選びました。この暖色系の木製家具の背景は、原作の日常の空気感に完璧にマッチしています。ライティングは硬くせず、できるだけ柔らかな自然光を活かして、肌の透明感を際立たせました。アオリ(ローアングル)でのカメラ位置は、シルエットをすっきりと見せるだけでなく、画面に少しお茶目な雰囲気を添えてくれるため、キャラクターのイメージにぴったりです。
作品の放送からかなりの時間が経ちましたが、今でもみんなのキャラクターへの愛は色褪せていません。一人のレイヤーとして、クラシックなキャラクターのギャップ萌えや日本の日常を写真に収めることは、華やかな大がかりなロケーションよりも、その場の空気感を掴む表現力が試されます。今回は、あえて悲しいポーズを無理に作るのではなく、彼女が部屋で友達と一緒にいるような、リラックスしたナチュラルな状態を記録することに重点を置きました。めんま自身、とても生き生きとした、みんなの生活に溶け込むのが大好きな可愛い女の子だからです。
メイクに関しては、めんまの幼い設定に合わせて、ベースメイクを白く透明感のある仕上がりにし、チークの位置を目の下の両側に置くことで、ほんのりとした上気感を演出しました。これにライトブルーのカラコンを組み合わせることで、あのキラキラとした透き通るような瞳を見事に表現できました。
酒瓶を持つ仕草については、カメラマンさんと入念に相談しました。ただ無機質に構えるだけだと硬くなってしまうので、体を少し斜めに傾け、重心を膝に置き、ふとカメラを振り返るようなポーズを作りました。これにより、衣装や小道具を綺麗に見せつつ、誰かに不意に呼び止められたかのようなチャーミングな可愛らしさを表現できます。白いフリルワンピースはカッティングも非常に洗練されており、スカートのプリーツが座ったときに畳の上に自然に広がり、美しい画面のレイヤーを作ってくれます。素足で竹編みの畳を踏みしめるひんやりとした感触も、私自身の状態をよりリラックスさせてくれました。
懐かしい名作のクラシックなキャラクターとして、めんまのコスプレをすることは一種のノスタルジー(情熱)であると同時に挑戦でもあります。彼女のイメージはそれほど人々の心に深く刻まれているからです。私はアニメの中のあの悲痛な叫びのシーンをあえて真似るのではなく、ゆったりとした日常の空気感の中で彼女を表現することを選びました。悲劇のフィルターを外し、友達と一緒に畳の上で清酒(小道具ですが)を分け合うような、等身大でリアルに可愛い女の子、隣のお姉ちゃんのような姿を皆さんに届けたいと思ったのです。
今回の一連の写真は、日常系コスプレ写真への私なりの小さな挑戦であり、畳本来の編み目の質感や木製家具のぬくもりをそのまま残しました。清酒のボトルも画面の中でユニークな視覚的アンカー(重心)となり、作品全体がまるで日常のワンシーンを切り取ったスナップ写真のようになりました。今回の撮影を経て、私もスタイリングだけでなく、ロケーションや小道具を使ってキャラクターのストーリーをいかに伝えるかを深く考えるようになりました。シンプルな小道具であっても、キャラクターならではのあの純粋さと真っ直ぐさを届けることができ、ファンの皆さんの心の奥にある感動に寄り添うことができれば、それはとても意義深い試みだと信じています。