今回、布瓜と一緒にコスプレした『葬送のフリーレン』は、広々とした草の斜面和貯水池のほとりを選んで撮影しました。お天気が本当に素晴らしく、青空と白い雲に背の高い野草が加わり、まさに私たちの心の中にある冒険の旅路の野外風景そのものでした。フェルンのレイヤーとして、この衣装を最初に手にしたときは実は少しドキドキしていました。フェルンの衣装は白の长袍の上に黒のロングコートを羽織るという、かなりレイヤード(層)が多く、全体的にすっきりとしつつもやや重厚感のある魔法使いの装束だからです。ですが、実際に着用してみると生地の質感がとても心地よく、歩くたびにコートの裾がふわっと揺れ、あの紫と白の魔法の杖の小道具と合わせることで、キャラクターが持つあの落ち着きと、どこか少し頑固なニュアンスが実に見事に表現できました。
撮影中は終始笑いが絶えませんでした。というのも、布瓜のフリーレンがカメラの前で、いつも「何千年も生きているけれど相変わらず超然としている」あの独特な眼差しを自然に見せてくれたからです。特にルビーの杖を手にした彼女のアップカットでは、そっと首を傾げ、白い髪が風になびき、エルフ耳スタイルと花冠のディテールが相まって、キャラクターの持つあの超然としつつも優しい気品を一瞬で捉えていました。私自身は、フェルン特有の「本当はすごく気にしているのに、気にしていないフリをする」神态に近づけるよう、ポーズを一生懸命調整しました。特に高台の上に二人で並んで立っているカットでは、お互いにできるだけ表情をニュートラルにし、背景の青空と遠くの橋が絶妙な奥行きを形成してくれ、風が吹き抜けた瞬間は本当に映画のワンシーンのようでした。
小道具の面では、フリーレンの杖はかなり重く、赤いシャフトに金の円環とルビーがあしらわれており、布瓜は丸一日持ち続けて腕がパンパンになっていましたが、それでも妥協せず全てのアングルで何度も撮り直していました。私の杖はブラウンのシャフトに紫の巻き付け装飾が施されており、手に持つと原木のリアルな質感が伝わり、黒のショートブーツや白の长袍と合わせることで、全体の色彩のコントラストがとてもクリーンにまとまりました。レタッチについては、私と欧皇で一緒に色調を調整し、青空の彩度をわずかに上げて草原の黄緑色をより鮮やかに引き立てました。写真本来の、肌に太陽光が降り注ぐ自然な光の感覚を残したかったため、過度な肌補正は行っていません。コスプレ写真だからこそ、リアルな肌の質感や風に乱れた髪の無造作な美しさを大切にしたいと考えたからです。
今回の屋外ロケに向けて、実はたくさんの細かいこだわりを用意していました。例えばフリーレンの頭の花冠は私たちのハンドメイドで、カメラにはほんの一角しか写っていないかもしれませんが、これを加えることでスタイリング全体の完成度がぐっと高まりました。フェルンのインナーの白いローブには、実は縦ストライプの地模様が入っており、太陽光を浴びると非常に細かい繊細なシワのニュアンスが生まれ、これらのディテールはアップのカットでもしっかりと確認できます。撮影前は現場でかなり時間をかけてウィッグを整えました。風が強すぎてウィッグが四方八方に飛び散ってしまい、特にフェルンの紫のロングヘアは前髪が何度も目を覆ってしまったからです。しかし後からカメラマンさんに「いっそのこと、風に吹かれたそのままの自然な状態を残したほうが、野山を旅しているリアルな雰囲気にぴったりだ」と言われ、そのまま撮影を続けました。
写真集の中で一番気に入っているのは、フリーレンが草原の中に佇むピンのアップカットです。彼女の視線がちょうどレンズの正面を捉えており、静かに物語を紡ぎ出しているかのような深い趣があります。ツーショットの数枚も非常に空気感があり、特に私たちが石を踏みしめながら遥か遠くを見つめている後ろ姿は、ポージングではあるものの、あの瞬間は本当に私たちが旅を続ける二人そのものであるかのように錯覚しました。撮影を終えて小道具を片付けているときには、夕日が今にも山に沈みそうで、草原の上に長々と影が伸びていました。あの撤収した後の疲労感と、それに勝る満ち足りた充実感は、きっとコスプレを愛する人にしか分からない特別な感情だと思います。以上が、私たちの今回の『葬送のフリーレン』の全撮影記録です。描き出された映像を通して、キャラクターたちが持つあの静けさと芯の強さを皆さんに感じていただければ幸いです。