今回の『原神』併せのテーマは、璃月(リーユエ)風の雅集に設定しました。私はナヒーダを担当し、メインのストーリー設定は「鍾離同志が即興で詩を詠むのをみんなで見守る」というものです。登場人数が多く書斎机を囲むシチュエーションだったため、竹簡や筆をきれいに配置するだけでもかなりの時間を要しました。撮影前にもグループチャットで立ち位置を相談し、机を手前に配置した3列のフォーメーションに決定したところ、全体の構図がとても綺麗に決まりました。
今回の撮影メンバーは全員が細部に徹底的にこだわる完璧主義者ばかりでした。ウェンティ コスプレは隣からひょっこり顔を出し、いつでもいたずらを仕掛けそうな様子を見せる一方、鍾離コスプレは手袋をはめた手で真剣な面持ちで筆を握り、周りも思わず息を呑むほどの厳かな空気を漂わせていました。雷電影コスプレは後方に佇んで思慮深い表情を完璧にキープ。フリーナは右側に立ち、事前に用意した白い梅の花を挿した青花磁器の花瓶を胸元に抱えていましたが、花びらが落ちないよう裏側を接着剤で補強して撮影に臨みました。マーヴィカのオーラも圧倒的で、赤髪に黒・金・赤の衣装が人混みの中でもひときわ際立っていました。
撮影中、メイクやウィッグのセットは一番の山場でした。ナヒーダ コスプレの衣装はディテールが非常に多く、白と緑の爽やかな配色が特徴ですが、ウィッグの長さもあり、特にエルフ耳のパーツや髪飾りが落ちないように固定するのにはかなり苦労しました。準備中はみんなでお互いのウィッグを直し合い、小道具にぶつからないよう細心の注意を払って動きました。私のポーズは机に身を乗り出す姿勢で、手の仕草が試されるものでした。筆を持って竹簡に丁寧に文字を書くフリをしましたが、実際の竹簡には何も書かれておらず、文字はレタッチで合成したものです。
カメラマンの阿能さんは全員の真剣な表情を捉えつつ、後ろのメンバーが見切れないよう、常にベストなアングルを探して奮闘してくれました。6人それぞれの身長差やスカートのボリュームが異なるため、前列の男性陣と後列の女性陣の座り姿勢やしゃがみ具合を何度も微調整しました。ライティングには暖色系のライトを採用し、夕暮れ時の書斎の光を再現したことで、仕上がり全体の色調に統一感が生まれました。
今回の6人のチームワークは本当に息がぴったりでした。ウェンティと鍾離の掛け合いに加え、雷電影、フリーナ、マーヴィカが静かに見守る姿は、まさに『原神』の中で各国の神々が集まってお茶を飲みながら語り合っているような世界観そのものでした。フリーナの顔が隠れないよう、花瓶の位置も何度も微調整してこだわりました。撮影当日は気温が高く、分厚い衣装を着込んでいたため蒸し暑さもありましたが、完成した写真の素晴らしさを見て、みんなで頑張った苦労が報われたと実感しました。総じて今回の『原神』併せ撮影はとても充実した体験となり、全員が大好きなキャラクターを全力で再現することができました。