【ヤニねこ コスプレ】ミントグリーンの猫耳少女、アンニュイで退廃的なスタジオポートレート - 1 枚目
【ヤニねこ コスプレ】ミントグリーンの猫耳少女、アンニュイで退廃的なスタジオポートレート - 2 枚目
【ヤニねこ コスプレ】ミントグリーンの猫耳少女、アンニュイで退廃的なスタジオポートレート - 3 枚目
【ヤニねこ コスプレ】ミントグリーンの猫耳少女、アンニュイで退廃的なスタジオポートレート - 4 枚目
【ヤニねこ コスプレ】ミントグリーンの猫耳少女、アンニュイで退廃的なスタジオポートレート - 5 枚目

今回は『ヤニねこ』の撮影メイキングとスタイリングのこだわりについてシェアします。

今回の作品設定は強烈なギャップ萌えと違和感を核に据えています。『ヤニねこ』のビジュアルを再現するため、ウィッグにはくすみ感のあるグレーがかったミントグリーンを選び、ぱっつん前髪とレイヤーカットで毛束感を出しつつ、ピンク・白・黒のグラデーションが美しい猫耳をセットしました。ほんのりほろ酔いで気だるげな退廃感を醸し出すため、メイクでは赤茶色とピンクのアイシャドウを下まぶたに広くぼかし、アイラインはあえてシャープに跳ね上げてダークトーンのカラコンを装着。爪元には鮮やかな赤いマニキュアを施し、指先のニュアンスを深めました。

衣装はあえて引き算の美学を意識し、ライトグリーンのゆったりとした半袖Tシャツに、ダークネイビーのドローストリング入りイージーパンツをコーディネート。ウエストにはグレーグリーンのもふもふの猫尻尾を下げました。この飾らない部屋着感が、シュールで大掛かりな小道具との間に鮮烈な視覚的衝突を生み出してくれます。

小道具は今回の撮影における最大の主役です。巨大な白い円柱は完全な手作りで制作したもので、表面を白く塗り上げたあとに青いリング状のラインを入れ、先端には黒とグレーの塗料でリアルな焦げ目の炭化質感を表現しました。手持ちしやすいよう内部には軽量の骨組みを仕込んでいます。この巨大な一本を肩に担ぎ、シルバーの金属製パイプ椅子に腰掛け、足元にはベージュの厚底サンダルを合わせて、不条理でありながら肩の力の抜けた世界観を演出しました。口元に咥えるタバコの小道具も大量に用意。何本も同時に口に咥えたままポーズをキープするのは想像以上に難しく、噛む強さをコントロールしながらフィルターを湿らせないよう気を配り、合間に何度も新しいものに交換しながら撮影を繋ぎました。

スタジオは純白の白ホリ空間にセッティングし、ライティングには明るく均一なディフューズ光を採用。被写体が白い背景に埋もれてしまわないよう、足元にはライトグレーのフロアシートを敷き詰めました。ポージングでは極限まで身体を脱力させ、巨大なタバコの小道具に片足を掛けたり、パイプ椅子にアンニュイに沈み込んだり、指先にタバコを挟んでカメラへ気ままに手を伸ばしパース感を強調したりと工夫を凝らしました。日常のカジュアルウェア、誇張された小道具、そして退廃的なメイクの融合は、従来のポートレートの常識を打ち破り、サブカルチャー写真ならではの独自の引力を生み出してくれます。

撮影中の空気感は終始リラックスした気だるさに満ちており、作り込んだポーズをとるよりも、無防備で投げやりな佇まいこそがこの作品のテーマに美しく調和していました。サンダルから素足を覗かせたり、足を小道具の上に無造作に乗せたりすることで、画面に心地よい抜け感をプラス。レンズを通して定格したこのシュールなサブカルチャー写真の空気感を、皆様にも楽しんでいただければ幸いです。