今回撮影した就実高校体操服は、数ある学校指定制服の中でも抜群の認知度を誇る一着です。袖や肩にあしらわれた鮮烈なイエローが、ベースの深い濃紺の上でひときわ目を引くことから、ファンの間では「眩しいレモンイエロー」とも呼ばれています。就実高校は岡山県に実在する名門校で、このネイビー×イエローのバイカラー体操服は非常に綺麗なシルエットをしており、ハーフジップのデザインとゆったりとしたカッティングが、身に纏うだけで自然体のリアルな学生らしさを引き出してくれます。
今回のバスケ写真の撮影では小道具としてバスケットボールを持参しました。当初は躍動感のあるかっこいいポーズを狙っていたのですが、床にしゃがみ込んで片脚をすっと前方へ伸ばしたポーズをとったところ、カメラマンと友達から「バスケやってるのかサッカーやってるのか分からないよ、まるでスライディングタックルじゃん!」と猛烈に突っ込まれて大爆笑。結果として、その「スライディングバスケ」なカットが今回の写真の中で予期せぬ一番のツボとなりました。
撮影の話に戻ると、スポーティな制服スナップにおいてポーズ参考は極めて重要な要素です。トップスがオーバーサイズ気味なので、ただ直立しているだけでは身体のラインが埋もれてしまいます。そこで片手でボールを支えて立つポーズを試し、肩のイエローの切り替えラインとジャージ生地の上質な落ち感をアピールしました。床に座ってボールに寄りかかる姿勢では、プリーツスカートのひだの広がりや脚のプロポーションをより美しく魅せることができます。指を軽く咥えてボールを抱きしめる仕草も、少しお茶目で無邪気なニュアンスを添え、画面が単調にならないよう工夫しました。
絵師の友人たちからも「デッサンや作画の参考になるポーズ写真はない?」とよく聞かれます。今回のセットでは、片脚を持ち上げてドリブルするようなフォームや、頭の上にバスケットボールを乗せて両腕を大きく広げる姿など、作画に役立つダイナミックなポーズ参考となる全身カットを様々なアングルから意識的に撮影しました。頭の上にボールを乗せて思い切り笑った瞬間は、まさにスポーティ少女ならではの快活でエネルギッシュな空気感を余すところなく捉えています。また、スクールバッグを手にして振り返るバックショットも、黒い革のスクールバッグとジャージの異素材感が日常的なリアリティを演出し、お気に入りの一枚となりました。
就実高校体操服は、市場でもなかなかお目にかかれない非常に希少な学校指定制服です。生地はしっかりと厚みがあり、伝統あるスクールウェアならではの上質な手触りで、プリーツスカートの折り目も非常にシャープで崩れません。白のクルーソックスと黄色いソールのスニーカーを合わせ、衣装のカラーと完璧にマッチさせました。全体として、こうしたスポーティ少女の撮影では、作為的な感情を作り込むのではなく、自然体のボディランゲージを切り取ることが何よりも大切です。腕を掲げる、ドリブルをする、何気なく腰掛ける、その一瞬一瞬がすべて魅力的な絵になります。制服自体のカラーリングが非常に印象的なため、白ホリ(純白背景)の中でネイビーとレモンイエローの対比がどこまでもクリーンに映えました。過度なレタッチや加工を施さず、自然な肌色と柔らかな光影をそのまま残した今回のバスケ写真。スポーティなスタイルが好きな方や、イラストのポーズ参考を探している方にとって、新たなインスピレーションとなれば幸いです。