今回の清宵のチャイナドレス撮影はドロシースタジオを選びました。スタジオ内は非常に広々としており、セットも新しく整えられていたため、古風な中華要素をふんだんに必要とする私たちの撮影にとって最高の環境でした。今回ご一緒した星星子先生は、清宵というキャラクターの佇まいに驚くほど完璧にマッチしていました。
『鳴潮』清宵のチャイナドレス設定を手にした時から、ゲーム内のあの洗練された質感をいかに具現化するかをずっと考えていました。衣装は白をベースに、青い水墨画調の花々や蝶が染め抜かれ、首元はホルターネック風のカッティングに金属のペンダントと長いタッセルがあしらわれています。キャラクターの涼やかで孤高の気品を再現するため、ウィッグにはアイスブルーを選び、頭頂部のヒレ型髪飾りやリボンには半透明の素材を採用しました。撮影時には白ストッキングのオーバーニーソックスとガーターベルトを合わせ、クリアヒールのサンダルを履くことで、脚のラインをすっきりと長く見せる工夫を凝らしました。
小道具には団扇、竹笛、そして長剣を用意しました。長剣を構える際は、ダイナミックでありながら制御された美しい所作が求められ、切先を前方へ向ける際も手首の角度に細心の注意を払ってぎこちなさを防ぎました。一方、団扇を手にするカットではたおやかな優しさを前面に出し、眼差しも柔らかく穏やかに整えました。
星星子先生による光と構図のコントロールは極めて洗練されていました。撮影機材にはFUJIFILM X-H2とXF16-55mmのレンズの組み合わせを使用。富士フイルムならではの色彩設計は青の階調表現が非常に美しく、現場の暖色光と寒色光のコントラストと相まって、撮って出しのRAWデータの時点で既に完成された重厚な空気感を放っていました。
スタジオが広くライティングの自由度が高かったおかげで、撮影は終始スムーズに進行しました。古風な世界観に寄り添うため、アイメイクには赤みを帯びたぼかしをしっかりと入れ、青いカラコンとの間に絶妙な明暗と寒暖のコントラストを生み出しました。ポーズを変えるたびにスカートのドレープやストッキングの見え方をモニターで確認し、キャラクター設定を忠実に守りながら視覚的な美しさを最大限に引き出す構図を追求しました。
撮り終えた瞬間は本当に心地よい充実感に包まれました。このチャイナドレスを身に纏うことで清宵の魅力が一層鮮やかに立ち現れ、水墨の幽玄さとアイスブルーの透明感の融合は、二次元コスプレの新たな奥深さを教えてくれました。次回もさらに多彩なスタイルの表現に挑戦していきたいです。