今回の『崩壊 3rd』キアナ・終焉の律者のイベント写真(場照)とレタッチ合成がようやくすべて完成しました!上海の同人イベント会場でのスナップ撮影は想像以上に過酷で、会場の光は入り組んでおり、トップライトとブース看板の光が顔に不自然な影を落としやすく、背景はどこを向いても人混みで埋め尽くされています。それでも当日は運良く比較的開けたスペースを見つけることができ、スナップ撮影を重ねてなんとかベースとなる原画素材を確保できました。
この終焉の律者の衣装はディテールが非常に緻密です。胸元の白い装甲やウエストを彩る紫の花の装飾、腕のグラデーションスリーブなど、着付けるだけでも一苦労でした。ウィッグと獣耳のパーツは会場を一周歩くだけで乱れてしまうため、コームを常備して顔周りの毛流れを整え続けました。手にした武器プロップはEVA素材で作られているとはいえサイズが非常に大きく、長時間構えているとどうしても腕がプルプルと震えてしまいました。今回はハート型のタトゥーシールも貼り、アイメイクやカラーコンタクトと連動させてキャラクターの雰囲気に極力近づけました。
現場のロケーションに限界があったため、終焉の律者ならではの壮大な宇宙感と威厳ある圧迫感を再現すべく、今回は思い切って高度な背景合成を行いました。最大の難関は人物の切り抜きで、複雑な髪の輪郭や透け感のある翼のフチを綺麗に抜く作業は根気の連続でした。星空の背景を構築するために月や隕石の素材を用意し、全体が冷たい紫や深みのある青に染まるようカラーバランスを整えました。背中の翼はペンツールで丁寧にパスを切り、ピンクパープルの発光レイヤーを重ねることでエネルギーが循環しているかのような質感を付与。光の粒子エフェクトをブラシで散りばめ、静止画に躍動感をプラスしました。
今回は「次元旅人計画」に参加し、二次元ライフの記録としても特別な記念になりました。普段はイベント写真がメインですが、今回は現場のリアルな光と影の記録を残しつつ、視覚的インパクトにあふれたハイクオリティな本編写真に仕上げるという二軸の試みができました。『崩壊 3rd』やキアナが好きな方にとって、この終焉の律者の姿は唯一無二の存在感があります。もしこの衣装を着て撮影したい方がいれば、装甲服は熱がこもりやすいため携帯扇風機を絶対に持参することをおすすめします。また、武器の小道具は2分割できる組み立て式にしておかないと、会場への搬入が本当に大変です。
合成の際は人物と背景の境界線が浮いてしまわないよう、丁寧な馴染ませを意識しました。ハイライト部分に適度なグロー効果を加えることで、宇宙空間の星々や隕石と自然に溶け合い、幻想的な空気感を生み出すことができます。次回も素敵な天候やライティングに恵まれることを願いつつ、これからも納得のいく二次元撮影の作品を形にしていきたいです。