今回は夜桜ストリートスナップとして深夜の街頭を背景に選び、ソニー A7M5とこの大口径レンズを持ち出しました。複雑なライティングに頼りすぎず、主にネオンの看板や街灯の現地光源を借りて、リアルで雰囲気のある夜景ポートレートスタイルを追求しました。
カメラ内のソニーの撮って出しの色彩は、このような暖色と寒色が交錯する夜景に対しても素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。ハイライトがとても自然に抑えられており、白飛びや露出オーバーといった不自然な状態にならず、むしろ夜の街頭特有の色温度の変化をしっかり残してくれています。撮影当日は実はとても気ままで、赤い傘を差したり、あのデフォルメされた小さなぬいぐるみを抱いたりと、夜色と舞い落ちる桜を借りて、睦ちゃんらしい静かで少しミステリアスな日常の雰囲気を演出しました。
衣装は黒、白、赤の3色を基調としたコーディネートを選びました。赤いベレー帽と赤い靴が画面の中でアクセントとなり、背景のネオンライトとちょうどよく呼応しています。夜の桜は昼間とは完全に別物で、柔らかな光が花びらに降り注ぎ、その繊細な質感が写真の中でとても優しく表現されています。より生き生きとした瞬間を表現するために、静止した立ち姿だけでなく、振り返る姿や階段に座る自然な瞬間も捉えてみました。地面に散らばる花びらとも相まって、撮影プロセス全体がキャラクターと一緒に街を歩いているかのようにリラックスして楽しめました。
この写真のポイントは複雑なレタッチではなく、カメラの撮って出しがもたらす便利さと信頼感を楽しみ、レンズの前の雰囲気との対話により多くの時間を集中できたことです。これも最近の夜間ロケ撮影の試みの中でとても満足しているもので、この夜の色の中にある桜とキャラクターとの素敵なインタラクションの記録を、文章と写真で一緒にシェアしたいと思いました。