紫陽花が見頃を迎えているここ数日、ついにさんかれあ コスプレのロケ撮影を行うことができました。今回のロケーションは東莞香遇百花園を選びましたが、正直なところ、園内いっぱいに広がるエンドレスサマー(アジサイの一種)のピンク・青・紫が織りなすグラデーションは、礼弥の衣装である紫と白のコントラストが効いたセーラー服の設定に非常にマッチしていました。特に深ブルーのリボンとの組み合わせにより、全体の色彩の統一感がとても高かったです。
最も活躍した小道具は、あの透明な雨傘です。撮影当日は曇り空で光が柔らかかったのですが、この曇りの日の拡散光がかえって、彼女のどこか憂いを帯びたクールで清らかな独特の雰囲気を表現するのに最適でした。カメラマンの晨光Star先生は構図にとてもこだわってくださり、例えば3枚目の写真では、白いベンチに座って傘を差している私を、椅子の白い透かし彫りの背もたれや背景に幾重にも重なる花飾りの隙間を通して捉えています。そこに元々とても目を引く赤い瞳のカラコンと黒髪のロングストレートが加わることで、見る人の視線をキャラクターの感情表現へと自然に集中させることができました。
さんかれあ コスプレのスタイリングをする際、やはり最も重要なのはディテールの再現度です。蝶のヘアピンの位置、襟元のシワ、黒タイツと厚底ローファーの組み合わせ、さらにはリボンの彩度にいたるまで、できる限り原作『さんかれあ』の持つ雰囲気に近づけるよう意識しました。撮影の途中でちょっとしたハプニングもありました。2枚目の写真にある、口で木の葉を1枚くわえるポーズなのですが、カメラマンさんから「草を食べているみたい」とからかわれてしまいました。しかし、意外にもそれが素晴らしい絵面になり、未知のものに対して好奇心に満ちた彼女の無垢な純真さを絶妙に捉えることができました。
実際のところ、礼弥というキャラクターの最も心を打つ部分は、ゾンビでありながらも常に普通の生活を渇望し続けるあのひたむきさにあります。咲き誇る花々に囲まれた環境の中でこのようなキャラクターを表現することは、生と死のコントラストという意味でも非常に興味深い試みでした。このキャラクターに挑戦するのは今回で2回目ですが、前回のスタジオ撮影に比べて、今回の本物の花海の中での佇まいはよりリラックスして自然体になれました。幸いにもこの紫陽花の見頃はまだ続いており、この場所で礼弥としての美しい映像記録を残すことができたのは、本当に充実した体験となりました。今回の紫陽花撮影の成果をぜひ楽しんでいただければ嬉しいです。