アルバムを整理していたら、以前撮影した屋外ロケーション写真を見つけました。撮影直後、母は1枚目が一番可愛いと言ってくれたのですが、私自身は2枚目と4枚目がお気に入りでした。母のネットセンスを試してみようと、わざと4枚目と1枚目のカバー画像を入れ替えて投稿したのを覚えています(笑)。今振り返ってみると、この写真集には本当にたくさんの美しい瞬間が閉じ込められていると感じます。当時は前髪も眉下まであり、髪も今より長くて、独特の初々しさが漂っていました。
この写真はストリートでの気ままなスナップ撮影で、テーマは「校供」と「夏服」でした。スタイリングに合わせてシルバーグレーのツインテールウィッグをセレクトし、白のセーラー服にダークネイビーのニットカーディガンを羽織り、ウエストには黒のレザーベルトをマーク。ボトムスには白のクルーソックスと黒の厚底ローファーを合わせ、黒のレザーリュックを背負いました。装い自体はシンプルでありながら、日本の日常の空気感に満ちたJK制服コーデに仕上がっています。陽光の下に立つと、光と影が白いスカートに降り注ぎ、清純で澄み切った独特の雰囲気が自然と立ち現れました。
撮影のポーズに関して言うと、私は普段シャッターを切るばかりで、作り込んだキメポーズを取るのはあまり得意ではありません。今回のスナップでは、日常的でお茶目な動作をたくさん試してみました。黄色い警戒線の上に片足で立ち両腕を広げたり、駅の路線図の前で片手を首の後ろに添えたり、電柱の隣に立って頬を膨らませて怒った顔をしてみたり。横断歩道の近くで両手をクロスさせて拒絶するポーズに真面目な表情を合わせたカットは、今見てもクスッと笑えて楽しいです。気取ってポーズを作るよりも、何気ない自然な瞬間を捉えたスナップのほうが、ずっと魅力的な日系ストリートスナップに仕上がることが多いものです。
母が1枚目を一番気に入ったのは、親世代の目線から見て、構図が整っていて人物が中央に配置され、姿勢が伸びやかな写真が最も好ましく映るからでしょう。1枚目は確かに美しいレッグラインが際立ち、白ソックスとローファーの組み合わせも視覚的なバランスが抜群で、顔に当たる日差しも血色を良く見せてくれています。ですが私個人としては2枚目と4枚目により惹かれます。2枚目の口を尖らせたツンデレっぽい表情はとても生き生きとしていますし、4枚目の駅を背景にドリンクを手にした気ままな佇まいは、まるで映画のワンシーンを切り取ったかのようです。それでも1枚目をカバー画像に戻したのは、やはり一目で視線を惹きつける圧倒的なアイキャッチ力があると感じたからです。
実際のところ、この撮影当日は天候に恵まれ、日差しは強かったものの見事な明暗のコントラストを描き出してくれました。街を気ままに歩き、自販機や道路標識、マンホールの前で立ち止まりながら、シャッターを切るたびにその瞬間のありのままの呼吸が記録されていきました。校供スタイルと夏服の組み合わせは、普段のお出かけはもちろん、イベントや屋外のロケーション撮影でも驚くほど映えます。複雑なセットなど必要なく、何気ない日常の街路や横断歩道、黄色いカラーコーンですら最高に相性の良い小道具になってくれます。今では滅多にしないヘアスタイルですが、これらの写真を見返すたび、あの日の軽やかで楽しい気持ちが鮮やかによみがえってきます。これこそが、写真を記録することの本当の意義なのだと感じます。