イベント当日のこの電気設備エリアの片隅は、実はとても興味深い場所でした。傍らの黄黒の警告テープや金網、そして床に散らばる電子機器やケーブルが、撮影した写真の中にむしろ独特な秩序感を生み出してくれています。金属フレームとレザーベンチの組み合わせも、このダークトーン主体の衣装に素晴らしい質感の引き立て役となってくれました。
大剣の道具は会場内での持ち運びが本当に大変でしたが、ナチュラルな効果を出すために、多くの場面でこの剣に体重を預けて重心を支える形になりました。それが結果として、アークナイツのキャラクターの持つ、どこかクールで口数の少ない雰囲気に完璧にマッチしていました。銀髪のウィッグは展示会場の複雑な光源の下では非常に不利で、反射によって不自然に見えやすいため、撮影時はあえて順光や影のある位置を選び、髪の毛の質感がより自然に表現されるように工夫しました。マントの黒いコーティング部分とシルバーの切り替え仕様は、現地のライティングによって素晴らしいレイヤー感を見せてくれ、ベルトやニーハイブーツと合わせることで、画面全体の中でシルエットがしっかりと際立っています。
今回のイベント写真のカメラマンさんは非常に巧みなアングルを見つけてくれ、周囲の混雑した来場者を写し込むことなく、これらの設備を前景や背景として上手く活用し、インダストリアルな要素とキャラクターの持つ静寂な空気感を融合させてくれました。撮影中は周囲を多くの人々が行き交い、すぐ横で行列ができているような状態でしたが、完成した作品の仕上がりは、まさにこうしたイベント環境における非常に貴重な記録となりました。小道具を握ったときのずっしりとした重量感が、スタイリング全体の重心を絶妙に下へと落としてくれ、体のポージングをより自然でリラックスしたものに見せてくれます。今回のシリーズではあえて大げさなポーズをキメるのではなく、主に表情の作り方や道具の配置によってキャラクターの気品を表現することに重点を置きました。椅子に腰掛けてカメラを見つめたり、片膝をついて大剣を地面に突き立てたりと、いくつかのポーズを試みましたが、全体のテンポ感が統一されており、セットのメタリックカラーとキャラクターの黒・グレー系の配色も相性抜群で、視覚的に非常に安定感のあるイベント写真になりました。この撮影を終えた後に他のブースを回りましたが、改めてこの二次元撮影の作品を見返してみても、この場所での仕上がりは予想を遥かに上回る素晴らしいものだったと感じています。