『東京ミュウミュウ』の桃宮いちご、すなわちストロベリー猫コスプレの撮影において、最大の挑戦となったのは、凹凸のある木の枝やコンクリート台の上でいかにキャラクターのしなやかな躍動感を表現するかでした。今回の屋外撮影では春満開の桜や迎春花を活かし、サイド逆光による光の輪がピンク系のキャラクターに絶妙にマッチし、幻想的な雰囲気を高めてくれました。
衣装面では、このピンクの光沢ドレスが日差しを浴びて美しい艶めきを見せ、質感は抜群でしたが、露出対策として角度には細心の注意が必要でした。赤いロングブーツの編み上げや首元のチョーカーがスタイリングの要であり、ブーツの生地が硬めだったため、しゃがみポーズや木の枝に腰掛ける姿勢では膝や脚への負担を考慮し、表情が強張らないよう気を配りました。ハート型の小道具を持つ際は構図を意識し、顔を隠してしまわないよう生き生きとした手の仕草と連動させました。
キャラクターの快活でチャーミングな魅力を引き立てるため、体を斜めに向けたり首をかしげたり、ふわふわの猫耳を前ボケとして使ったりと、カメラとのアイコンタクトを意識的に増やしました。今回の撮影では構図の美しさを追求し、高台でのしゃがみポーズや木の枝に座るポーズにも挑戦。体のバランスを保ちながらスカートの裾の揺らめきをコントロールする必要がありました。当日の逆光環境下では、カメラマンさんがソフトフィルターと後処理のグロー効果を組み合わせてくれたおかげで、肌に透明感あふれる質感をもたらすことができました。
撮影中の難点は主に桜の屋外ロケーションならではの人混みで、通行人を避けるアングルを探す必要があり、木の枝の上で同じ姿勢をキープするのはかなりの体力を要しました。ですが仕上がった写真は、全体の色調がこのキャラクターの爽やかでスイートな魅力に完璧にマッチしていました。レタッチではピンク髪の繊細な束感を残し、過度な美肌加工を避けて自然な肌のテクスチャを維持しました。このコスプレを撮影して実感したのは、型にはまったポーズよりも、木登りのような仕草や首をかしげる猫らしい動きを取り入れることでキャラクターの表現力が格段に高まり、ふんわりとしたスカートの広がりやロングブーツのデザインもより引き立つということです。今回の完成写真は、キャラクター本来の魅力を余すことなく再現できた満足のいく作品となりました。