撮影当日は照りつける日差しの中、ライアー(詩琴)を背負って森の中へと入りました。衣装は事前にオーダーメイドしたもので、コルセットやマントの構造が複雑だったため、体にぴったりフィットするよう何度もサイズ感を微調整しました。特に白いフリル袖や緑のベレー帽は少し動くだけで乱れやすく、風が強い時は帽子が飛ばされないよう細心の注意を払いました。木製のライアーの小道具は手に持つとしっかりとした重みがあり、手を差し伸べて招くようなポーズを取る際は、ぬかるみや草むらを何度も行き来しました。撮影は想像以上に体力を使い、白ストッキングを履いて芝生に座ったりポーズを取ったりする際は、小枝で生地が伝線しないように気をつけるだけでなく、膝の菱形模様がズレていないかも常にチェックする必要がありました。レタッチでは主に木漏れ日による強い明暗差のコントラストを調整し、カメラマンさんが逆光を活かして美しい光輪(ハレーション)を演出してくれました。今回の誕生日記念の屋外撮影には爽やかな緑と白の配色を選び、ウィッグのグラデーションやアイメイクと合わせることで、自然のロケーションに美しく溶け込む透明感を表現しました。屋外撮影では蚊も多く、2〜3時間もしゃがみっぱなしのハードな撮影でしたが、完成した写真を見て苦労した甲斐があったと実感しました。静寂に包まれた森の空間はスタジオ撮影よりもずっと生き生きとした生命力にあふれています。誕生日の当日に投稿を間に合わせるため、細かなライティングはカメラマンさんの的確な補助光に助けられました。ずっと挑戦してみたかった自然豊かな森林写真でのスタイリングを無事に完成させることができ、大満足です。